study

Guys

昨日は中南民族大学で、「わたしと武漢と社会言語学と」と題してお話しをしてきました。 民族大の学生さんたちにもアンケート調査などでお世話になり、前から言われつつ、お断りしてきたので武漢を離れる前にお礼の気持ちを表そうと…。 武漢語には拐子(グア…

そろそろ

金曜が6時間授業のため、月まで3連休で、今学期は、仕事と研究の時間配分がとてもスムーズなのですが、 並行してやっていた翻訳の約束を昨夜送りだしたら、今日は寝不足も手伝って、やる気の谷間の中へ。 外の緑の森ではたまにざっと雨が降る。カッコーも鳴…

ネーミング

地震や、インフルエンザ。ナマズやとりさんどうぞ暴れないで。昨日の地震の報道では、若い女性記者の人が、カメラに向っては普通語で、病院関係者やけがをした方には四川語で話かけていたのが印象的でした。 それから、日本もそうでしょうが、とにかく寒い。…

幸福感

ちょっと前になりますが、11月初めに、中国「もっとも幸せな都市2012年版」がでて、青島、杭州、恵州がトップ3で、広州42位、北京96位、上海99位で、武漢は100位内にも入っていないようでした。基準は、認知度、帰属感、安定感、満足感など。 確かに海辺の…

低調から好調

月曜日、転んで擦りむいたところはヨードチンキを塗り(薬局ですすめられた)、打った肋骨は漢方スプレーとトクホンでだいぶ治ってきました。中国の新しいリーダーが決まりましたが、なぜか居間で付けていたTVが「動物大世界」で(笑)、個人的にはあまり政治…

この人

日本言語文化学研究会というのを某女子大に聞きに行ってきました。 日本語教育の研究会で、ポスター発表を見たかったからですが、口頭発表で優れた質問をするかたもあって、掛け合いによる相乗効果、これこそ研究会のよさ。 ちょっと風邪を引いてしまい、セ…

民国風

夜は、武漢里帰りのHさんやほかの学校の先生にお目にかかりました。 外国であることのいいことと悪いことと…。レストランを出れば、夜の広場で踊る人たち。中国の人たちは相変わらず、元気ですね、などと言いながら。それもあって作業が伸びましたが、おお…

我思う

昨日、東キャンパスの学生スーパーの前でこんな看板を見つけた。「思源美食屋」。 中国にある「思」を使ったネーミングの一つなので写真にとった。以前も書いたが中国には「思念食品」という有名な冷凍食品会社があるし、ホンダシビックは「思域」、アモイに…

華師文化街のカレー屋さんと神楽坂

このところ、締め切りのあるものもあって、更新を怠りがち。 金曜日の夜は立教大学のMS先生にお目にかかり民族大G先生と3人で華科大近くのレストラン「福地」でお食事をしました。お食事のメニューに洋食の要素が入ってきていることを感じつつ、いろいろ…

武漢の空の下、長江は流れる

今週は漢口の小さい広告会社に侵入?してフィールドワークをさせてもらっています。学術的に意味のあるものにまとめられるかどうかは定かではないですが、この貴重な体験の中で、とりあえず、 武漢の会社で話される言葉、中国人の非言語行動、「中国的なるも…

春風亭新一郎

今夜は、毎年恒例の日本語学科忘年会(学芸会)が無事終了。今年の日本語劇は、1年生がシンデレラ、2年生が中国古典の「唐伯虎点秋香」でした。 唐伯虎という才人が一目ぼれした「秋香」になんとか近づこうと画策し,最後は結ばれるというお話。香港映画にも…

アモイの旅から

アモイからもどってからも授業などでなにやらバタバタしていてアモイの旅をつづるのが遅くなりました。 あ、さて。 18日、アモイ到着は雨の中。台風のようで乗ったタクシーも水しぶきをあげて走りましたし、運転手さんともいきなり、「集美大学まで」「そん…

アモイへ

久しぶりのブログの更新です。 明日からアモイで行われる学会に行ってきます。昨年は6月に長春でした。戻りは21日なので次の更新はまたそのあとになってしまします。今回は、中国のネットから街にも飛び出した新しい文体「淘宝体」とその男女の使用差につい…

うさぎを巡る冒険

またまたありえない中国式の行事変更の大波をかぶり、髪を乾かし着替えもし、取りあえずもとの自分に戻ったところ(比喩)です。間にたつ苦労も様々。昨日は、日本から某大手企業の方が4人でお見えになり、武漢、あるいは中国的進行などなど、ご参考になれば…

街角とことば

武漢の街角で聞かれることばを集めたものを微博(by高漢明)で見つけました。記録を兼ねてご紹介。おすすめ武漢の街角ことばです。日本でも「場所と結び付いたことば」ということがあると思いますが、武漢の場合、これを見ると違法なこともあって、なかなか…

連休のおちこち

連休4日目、お昼のニュースで北京故宮博物館前は8万人の旅行客でごった返していると伝えられていた。8万というと往時のグレイのコンサート並みでしょうか(古)。 風邪をひいたので、連休前半はほぼ蟄居で、昨日は大学の中の美容室に行ってきました。 SHI…

ことばのコント

「ことばを使ったコント」小林賢太郎テレビ3(BSプレミアム)を見ました。 私が好きだったのはオノマトペだけで表現された擬音侍 「小野的 兵衛」(ぎおんざむらい・おのまとへい」。時代劇の小さい物語が、ゲラゲラ(チンピラの笑い声)、ハラハラ(見守る…

莫言氏講演会

おととい夜、京橋の中央公論新社で行われた中国人作家莫言氏の『蛙鳴』刊行記念講演会に行ってきました。莫言氏は中国でもっともノーベル文学賞に近いといわれる作家。 張芸謀監督の映画「赤いコーリャン」の原作者です。私は文学の人ではないので、とくに詳…

境界をこえる

日曜日にも日本語の学会に行ってきました。論文を載せていただいた日本語ジェンダー学会の年次大会です。 「ジェンダー」とみて、ウーマンリブと想像される方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではなくて、「日本語」の特徴のひとつ、 男女の言葉の違い…

つゆあけ

青空つゆあけ。 35℃の暑い日、東大駒場で開かれた日本中国語学会関東支部例会でお話をしてきました。今回大先生にお声をかけていただき「恭敬不如従命」敬うには命に従うよりないと、お引き受けしたものですが、また日本の中国語研究者の方々といろいろお話…

直球

先日TVでドキュメンタリー番組を見ました。東北(大慶市)のあるお婆さん(李桂琴さん)が、捨て子の女の子を育てて14歳になったというお話。 捨てられていた時には、泥だらけで蟻さえ這っていた赤ん坊、すでに何人も孫もいながら、そのままにしておくに忍び…

講座その3

欧米の有名大学の公開講座がこちらでみられます。 人文、社会、自然科学ともにあって、加州大学伯克利校(UCバークレー)「社会認知心理学」、哈佛大学(ハーバード)の「幸福講座(心理学)」、麻省理工学院(MIT)「映画哲学」など面白そう。1回目はガイダ…

胡の馬 くうを駆ける

中文系の作文課を聴講した。昨日は作文のための「観察」ということがテーマ。 例文として出されたのが、杜甫の「房兵曹の胡馬」の五言律詩。胡馬大宛名 鋒稜痩骨成 竹批雙耳峻 風入四蹄輕 所向無空闊 真堪托死生 驍騰有如此 万里可横行大宛の名のある胡馬は…

孔乙己

孔乙己(コンイーチ)は魯迅の有名な短編小説。 科挙に合格することなく、酒場で一杯の酒代もかつかつ、人にからかわれ、市井をさまよって死ぬ孔乙己。その言葉が半なりの封建知識人の言葉(総是満口之乎者也)ということで、それに注目していて、思わぬ掘り…

物売りの声

新聞によると、先週日曜、国家公務員試験会場としてこの大学はごった返したらようです。私は漢口泊まったので何も知りませんでした。国家公務員1.6万人募集のところ全国で100万人以上が試験を受け(湖北省で3万4千人受験)、そのうちの8千数百人が…

イェーイ!

朝9時半すぎ、授業に向う途中小学校の前にさしかかると、赤ちゃん3人部隊がお散歩の時間のよう。 小学校のお兄さんお姉さんを見に行くのがきっと朝のお散歩ルートなのね。 おばあさんに、写真をとってもいいですか、と尋ねると、「ほら、写真をとるんだって…

「被」―新聞の一面から見える社会とことば

「本場北京の布ぐつだよ。見てって。」 見ると刺繍のされた布ぐつが無造作に山積み。 おじいさんやおばあさん、それから中年の女性もはき心地を試している。10元から49元。 私はちょうどサイズが合うものがなかった。 昨日の楚天金報の一面に、武漢市が実験…

インドの図式

私の研究の一部は中国のTVドラマの言語の観察で、 書斎兼寝室にPCがあるとなんとかいいながら居間のTVを見ることができないので(とういほど大きい部屋にすんでいるわけでなないのですが)、今学期、思い切ってPCを居間に移してできるだけTVを見る…

聞き耳頭巾

日本で暮らすよりはハードな中国暮らしも楽しみの一つはやはり人とのふれあい、ことばの聞き耳頭巾。「新入生歓迎」の垂れ幕のある学食で、 赤ちゃんとお母さんでした。蒸し餃子をお昼ご飯に食べさせてもらっている歯がかわいい。「7,8カ月ですか?」と聞く…

ディスカバーJapan

日帰りで、京都の大学で開かれたセミナーに行ってきました。 カメラ持って行くのを忘れたため、かすかに見た夏の京都や人をカメラに収めることはできませんでした。学んだ内容は、テキスト計量分析で形態素分析や構文分析を通じて、 たとえば、源氏物語を(…