直球

mklasohi2011-06-07

先日TVでドキュメンタリー番組を見ました。東北(大慶市)のあるお婆さん(李桂琴さん)が、捨て子の女の子を育てて14歳になったというお話。
捨てられていた時には、泥だらけで蟻さえ這っていた赤ん坊、すでに何人も孫もいながら、そのままにしておくに忍びないとお婆さんが拾ってくる。その女の子は足も悪く、後には心臓も悪いことがわかる。足のためには、小さい時から板と布で靴を何十足も作ってあげ、心臓は分かった当時TVに取り上げられ、幸い病院が無料で手術。手作りの靴のおかげで今ではちゃんと歩けるようにもなった。「チエンチエン物語」(上)
そして、おじいさんが亡くなりおい先を考え実の親をさがすのが、(下)

日本でも、もも太郎の話とか、かなり前にはあったと思いますが、現代ではあまりないのではないのでしょうか。中国では今でもあるのですね。お婆さんのことを司会者が「東北人らしく率直なしゃべり方の人だ」と言っていました。で、もうひとつ驚いたのは、その子の名前「チエンチエン」。
チエンは検査の「検」の字の木へんを手へんにした字で、「拾う」と言う意味。拾いっ子だから近所のみんなが「チエンチエン」と呼んだので、名前になった。老夫婦が心血を注いで育てて来たことを本人が感じているせいなのか、本人もこの名前を嫌がっていないようです。
幼名の重ね型で可愛い響きですが、日本でならまさかこういう付け方はしないと思うのですが…

番組の名称は「道徳観察」。これもまたけっこう直球。