2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

黒から赤へのリレー

明日武漢に聖火がやってくるということで、先週の真っ黒な紙面から一転、今日の新聞は真っ赤です。「長江日報」の裏面は丸めればちょうど聖火になるように印刷されています。 黄鶴楼8時から8時15分、首義広場8時22分、洪山広場8時55分、省博物館9時26分、二…

身を捨つるほどの

日本の友人からもらうメールで地震の報道のあり方が中日でやはり違うことを感じる。「感動的な歌」に置き換えられる報道には違和感を覚えながらも、その国の政策なのだからと諦めることもできるが、2日ぶりにTVをつけると、湖北衛視で1976年の唐山地震を題材…

たぶん、10ヶ月の冒険

雷が鳴ったかと思うと雨が大地に降る。ザーッと音を立てて。 出発前夜、20分だけでもと言う楊君と晩ご飯を食べて夜の授業に向かった。予定がやはり延びてタイ行きが明日となったのだ。 集合時間を問い合わせても「たぶん10時ごろ」、「飛行機の時間は?」「…

昼下がりのチョンバイスーパー

お昼に部屋に戻ると、締め切った部屋に服務員さんが殺虫剤を撒いたようで、ちょっと苦しい。窓を開け放って、仕事の予定をずらして、1時間ばかり外にでた。文字通り息抜き。大学の近くの程よい大きさの中百スーパーへ。 人が多いからこそ楽しいという場所も…

63点

スピーチ大会もなんとか終わり、「オリンピックでボランティア通訳をやります!」と流暢さ・内容でも勝ったc大学生と、元気で会場を沸かせたK大の2人が日本での決勝戦行きの切符を手にした。 前日も夜7時から審査委員のミーティングがあり、私以外は各省の…

倦むことなく

漢口で開かれた武漢外国人女性の会のクラフトフェアにN先生と行ってきた。この会ではずっとHIV陽性/エイズ患者を親に持つ子供のサポートをしている。収益はその子どもたちへ渡される。河南省にあるエイズの村と呼ばれるその村への訪問は許可が下りないまま…

スピーチ大会華中地区予選会のお知らせ

今週土曜日、第三回中華全国日本語スピーチ大会華中地域予選会が当大学にて行われます。学生たちの日頃の努力の成果を、また、これから中日の架け橋として活躍する中国の若者たちの考えをご理解いただくよい機会です。お時間があるかたはいらしてください。…

喪服のTV

3日間の哀悼の日ということで、どのチャンネルもほぼ同じ番組、哀悼、黒い喪服のアナウンサーだ。黒々とした画面。国を挙げてのお葬式なのだと私の目には映る。 昨日は「初七日」ということで、地震発生時刻に3分間の黙祷が行われた。おそらく10億以上の人が…

持ち帰ったもの

昨夜、外から戻ると踊り場にあった紙箱の手作りメールボックスが取り外されていた。ここ10日間、台湾の某大学の学生50名ほどがこのゲストハウスに泊まり、PCを持ってこなかった彼らへのメッセージを入れるために設けられていたのだ。 「あ、明日台湾に帰るん…

小みー

仕上げても追いかけてくる仕事をひとつ終わらせて、来週は試験週、空き時間。久しぶりに多少ゆっくりしたい。 昨日、あるところで、「日本の救援隊が駆けつけてくださって感謝しています」とお礼を言われた。私の派遣部隊でもないことにお礼を言われるのは、…

戻るものと戻らぬもの

あちこちからの温かい援助の手が差し伸べられて被災地にも届き始めていることでしょう。午後の1年生の授業でも学生会担当の学生が募金を呼びかけていたので、私も少し募金させてもらった。これからも人の集まる市場や住宅地の入り口などに、募金箱や衣類の…

とりあえず安然無恙ですが。

Anrang wuyang。とりあえず武漢は無事です。東京の某TV報道局にいる家族からまず、その後、某新聞社編集長の友人から、やはり安否を気遣うメールを貰った。中国の地震情報にいち早く、私を思い出してくれてありがとう。 台湾、タイのバンコクまで揺らした…

10日後の出発

正式決定したかと思うと、即10日後の出発なのだそうだ。なんと中国的。楊君の中国語教師タイ派遣のことだ。ボランティアと言ってもひと月5000元出て、タイでは中流クラスの生活ができるそうだ。この大学の中文系の修士が30人ほど派遣され、旅費も国家が負担…

ときはなつ

聖火がエベレスト山に到達する一方で、私は湖を覆い始める霧のようなものに取り囲まれる。晴れやかであるはずの今年の中国の重層構造の中にある魍魎。それがいろんなところでひょいと顔を出して私を打とうとする。負けもせず争いもせずバランスをとりながら…

あまがえる

雨は止んだが緑の森がしっぽりと水を含んで生き生きしている。ふと小さい頃よく見た緑の雨蛙を思い出してネットで探したが葉かげに隠れて見られなかった。 勉強と仕事をし夜は図書館で調べものという理想的な昨日の反動でちょっとぼんやりする木曜日の午前中…

甘い出来事

今日外国語学部の管理の先生にばったり会うと覚えていてくださっていて、「学生たちから高い評価を受けていますよ」とおほめいただいた。アメリカの大学の評価法にのっとって中国の大学でも教師のエバリュエーションが行われている。私は中国では日本語を教…

租界探訪とオリンピック

昨日は漢口の解放公園に花祭りを見に行き、その後、私の好きな租界の裏町をぶらぶらと歩いた。小さい居住地の単位を社区というが、そのあたりには、路地に面し当時外国人アパートだったと思える社区もある。北京でいう胡同のような路地だが、武漢の租界なら…

労働節

日本の皆さんの連休はいかがでしょうか。中国は休日法が改正されて初めての5月1日で黄金週間・1週間あった休みが1日だけとなってしまいました。 ちょっとだけできた余裕で、溜まっている本読みや、日本語科の先生の論文のチェック(数十ページ)。夕方はこの…