2007-01-01から1年間の記事一覧

上海魯迅公園そして

夕べは日の暮れた上海・魯迅公園にいた。予約していた午前中の便が連絡もなく、わけもなく欠航。それは、もともと予約していた前日の便がまず連絡なく間引かれ、1000元近く余計に払って予約しなおした便だったのだ。あまりにもデタラメ、中国の航空会社…。 …

持ち寄る気持ち

うーん。やっぱり、両方にある気持ちが作り上げる温かさというものがあって、それが心の氷を融かして流していく力になると思う。 3回目となった今年の日本語科忘年会、日本人の方のご参加、歌などのご出演も増えた。日本人奥様TさんNさんはピアノとバイオリ…

日本語での出来事

読みかけだった、この12月に文学界新人賞を受賞したばかりの中国人女性楊逸さんの受賞作「ワンちゃん」を読んだ。先ごろ入手し、院生の冬の宿題の読み物として増やすつもり。 現代作品を、超級者の日本語力を養うためのテキストとして何ができるか考え、また…

平安夜(イブ)

過去2年間の中国でのクリスマスは、休日に当たっていたため、繁華街に繰り出したりしたけれど、今年のイブは朝から授業・仕事にすっぽりと雪だるまのように埋もれていている。学生からはホロリと来るカードや、≪山参≫とかプレゼントにもらい、Oh,this is Chr…

こんな夜もある

時間をやりくりするために、全行程タクシーを使うことにして、高雄路にあるpatissier_m_k さんのお店にクリスマスケーキを2つ注文し22日、3時ごろ取りに伺いますと伝えた。漢口出身の2年生linさんの家に持っていくのが1つ、新疆で皆さんにお世話になったお礼…

昨夜の一番人気は

湖北省外国人専門家局主催の毎年恒例クリスマスコンサートが開かれた。集まった「老外(外国人)」、会場6−7割は占めていただろう。 前日1時頃まで授業準備、朝8時から4時間の授業をこなした身としては、外国人向けに暖められたコンサートホールは揺りかごの…

武漢人ってさぁ

師走だけあって、様々イベント事も団子になって押し寄せている。今夜は漢口のホテルに外事処が連れて行ってくれた。試験の準備もあるし、送り迎えのバスの中で作文の添削をしたら気分が悪くなった。(当たり前)。お腹一杯、仕事量もいっぱい。 そんな中、最…

解決しさえすれば

顔文字で表すと(―_―)ンー(無言)、でしょうか。27日と書いた日本語科忘年会が26日夜に前倒し変更になりました。中国の「柔軟な行事予定」のおかげを被りました。 先週、21日にコンサートがあると外事処からアナウンスがあり、今年は夕食は済ませていくの…

今夜の思い出

日本語科忘年会で1年生が演じる日本昔話のシナリオを書いた。暗記する台詞は、そのままだとまるで我々がアラビア語で何かを丸暗記するみたいなもの、既習+レベル2-3ぐらいまででなければ学習効果もあがらない。だから全員参加のためのこのシナリオづくりは、…

休日改正

'99年に定められた五一と言われる春の1wのゴールデンウィークが来年から1日のみになり、十一と呼ばれる秋の国慶節休み1wも3日間になると昨日国務院が発表した。 この長期休暇のおかげで、旅行もできたし、休養をとることもできたのでショックだ。それに代わ…

犬も歩けば

午後湖北美術学院の展示を見に行った。日本の写真展や、手塚治さんの原画展、湖北省へのODA紹介展示などなど。また、浴衣の試着撮影会があり、知り合いの奥様方がこの冬空の下、屋内とは言え浴衣姿で行列の人たちに心を込めて着せていらっしゃったのには頭が…

何か残ること

今日の日中経済フォーラムのことをさっくり。 宮本大使は大変流暢な中国語で、アメリカの占領による戦後復興とその価値観の変化を1946年生まれの大使ご自身の成長の過程を交えて話をされ、民主化と非軍国主義化や、学歴の高さが国民の承認がなければ何も変更…

Japan Week

ここ数日寒くなってきました。今日は良いお天気でしたが、先日「霧の日の戸外活動は出来るだけ控えましょう。霧は塵や細菌が核になってできたもの」と地元新聞で読んで、神秘の女神の吐息のようなイメージは誤りなのかとぞっとした私です。どうぞお気をつけ…

Dr.K

午後久しぶりに日本文化講座で、「私は日本の国際人」というテーマで講師の方にお話いただいた。この講師の方がまたまた大変ユニーク。現在、ここの同済大学医学部で医学を学ぶために中国語の研修をされているが、3歳から日本で育ち、アメリカのコロンビア大…

ユニークな同期

昨日博士課程同期の昼食会があった。朝と午後の授業の合間、顔を出した。今回は指導教官の枠を超えた10名の集まりだったため、初めてお目にかかった方も多く、それぞれの方の研究内容を聞けたことが面白かった。 2人ほど雰囲気の違う人がいる。一人は工業大…

氷海の斧

おくればせに村上春樹が坪内逍遥賞を受賞した時の記事を読んだ。受賞の理由の一つに「数々の翻訳で新たな日本語を構築したこと」があげられている。最近、林少華先生の中国語版のへの批判が日本で出て、何かと話題になっている。確かに林先生のブログは、私…

武漢のケーキ屋さん

先週授業の帰り、久しぶりに校内のベーカリーに寄ったら、おじさんに「あれっ、久しぶりですね」と言われた。するとおばさんが、「この間、誕生日だったでしょう」と言うので、え? 「学生さんたちがバースデーケーキを注文にきたから、その先生ならよく知っ…

師走のウグイス

金曜日の午後なら空いていますと答えておいたら、では今夜ということになった。授業の終わった午後いっぱい練習をし、6時半に正門からタクシーに乗り連れて行かれたのは中南財大新聞学部にある録音室だった。 科技大の留学生事務室に頼まれて、宣伝DVD日本語…

You Tubeで聞けるJay Chou

周傑倫の新曲「青花瓷(染付け花瓶)」がいいですよと何人かの学生が知らせてくれた。わたしが周傑倫の一連の中国風歌詞(方丈山作詞)が好きと知って教えてくれたのだが、それが、You Tubeにも上がっているのを見つけた。→静止画像なのが物足りないけれど、…

雪涙節

早朝8時の授業に向かう自転車の手がかじかみ、耳が切れるよう。12月に入ったのだ。 夜、携帯にメールをもらった。「12月の第一週目を雪涙節と言います。この間に過去の11ヶ月に起こった悲しいことを忘れると次の1年は幸福と喜びを得られます。今晩12時になる…

のんびりできた1週間が終わる

再会予定がずれて、やや時間が空き、かつ楊君が荊州からお土産を持ってきてくれたので晩御飯は自炊をした。写真、黄色いのは「魚糕」というかまぼことはんぺんの間のようなもの。お皿に載ているのは楊君おばあさん特製のソーセージ。後の袋は金曜の授業(日…

Vox24時発

列車の名前ではありません。タンザニア人留学生Jimy君とTony君に連れられて昨夜クラブなるものに行った。私の辞書にない1時間の冒険旅行。 彼らの先輩Francis君から一度行こうと言われながら、ついぞ行くことのなかった場所。数週間前に道でJimy君とばったり…

長春観の精進料理

今年もあと1ヶ月。中国にいるとどうしても春節のせいで、一年の感覚がずれがちだが、私は新暦で動きたい。今年の補遺をちょっと。 9月の終わり、武昌の長春観という道教のお寺で精進料理を食べた。Y先生、I先生と行こうと言いつつ、延び延びになっていた約束…

テキサスの青い空

集中力をひどく要しそうな今夜の予定が延期されて、ほっと一安心。友達に送ってもらった「おでん」を食べて日本の冬の入り口を思う。 レトルトのおうどんも入っていたので、悪ねずみに齧られないよう冷蔵庫にいれた。ところで、ここ1年悩まされていた小さい…

武漢のJapan Week

武漢でジャパンウィークが来月行われることが新聞発表になった。来月14日からで、「鉄腕アトム」の手描き原稿の展示や和服撮影会、写真展、観光地や自治体からの出店、ODA展示、華道・茶道の手前以外にも湖北省日中企業家懇談会などが予定されている。 こ…

幸せの要素

お天気に誘われ、蓮池の傍の芝生の上に本を持って行ってきた。日本から送ってもらった「エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ」という今年出版された社会学系の本だ。研究対象にしたいものは見えているが、中国での社会言語学的研究はまだはじまったばか…

あっという間の週末

午後は楊君に手伝ってもらって、図書館で資料を探した。まず、図書館のPCルームで期刊雑誌の電子版を見てダウンロードしたいと、ほぼ2時間を費やしたが、ああ、天は我々を見放したか、あると断言された先生の論文の一つもヒットしない。また、何か一つ解決し…

静かな机の前で

病み上がりでもあり、何もするつもりがなかったのだが、花火を見るように沢山の人に祝ってもらった。部屋には花束の百合のいい香りが漂っている。 夜、やってきてくれた学生代表たちと親しい人たちと十数名で、正門前の大きなレストランへ行った。個室を予約…

けっこう大変な展開

前回日記を書き終え、ベッドに入ろうとした頃から悪寒がし始めた。部屋をどんなに暖かくしてもぶるぶる震え、そのあとは昨日の夜まで、ほとんど地球の片隅小さい発熱体となってベッドに横たわることとなった。が、これがいつもより大掛かりなドラマだった。 …

ドラマは続く

先週の補講もあり、今日は6時間授業。ただし、その時間を利用して2年生は、小演劇大会をすることができた。西安に行っている間に、10分程度の話劇を練習しておくよう課題を出していた、といってもテーマは自由。4グループのうち1グループは、ネットに…