ユニークな同期

mklasohi2007-12-11

昨日博士課程同期の昼食会があった。朝と午後の授業の合間、顔を出した。今回は指導教官の枠を超えた10名の集まりだったため、初めてお目にかかった方も多く、それぞれの方の研究内容を聞けたことが面白かった。
2人ほど雰囲気の違う人がいる。一人は工業大学デザイン科教授で、湖北TVや漢口駅、武昌駅などのロゴデザインも手がけているX先生。もう一方は、中央音楽学院(いわば東京芸大)の先生で歌手のLさん。Lさんは普段は北京に住み、今日は試験のために飛行機できた。なぜそんな2人がここの同期なのかといえば、X先生は記号論研究、Lさんは民間歌曲の歌詞研究なのだそうだ。面白そう。
X先生からはデザインの本(写真)を頂いた。ひっくり返すと、200元もする本だった。わたしが普段、買う本なんて20元前後。このレストランの個室を借り切った食事会もX先生持ちということでした。
Lさんには、録音を聞かせていただいたが、中国正統派ソプラノでTV画面にも映える大美女(ターメイニュィ)。オリンピックでも歌うという噂、右肩上がりで車が増える中国でご主人は外車商、もっていないものがないというような話もでた。
が、Lさん、現在、撮影中で、その素晴らしいプロポーションを保つのに、1ヶ月以上も晩御飯を食べていないのだそうだ。このお昼の食事も、お箸は、早々に止まり、回ってくるターンテーブルを見送るのみ。天性の美と才能とこのような自己コントロールが揃わなければやはり、手に入らぬ世界なのですね。
私は、武漢名物「面窩」まで食べて、自転車で教室に向かったら授業開始ぎりぎりだった。

 面窩(ミエンウォ)は、しょっぱい揚げドーナッツのようなものです。こちらのサイトで武漢の名物料理がいろいろ見られます。