2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

三陽鎮

鎮とは日本の群の下部の町ぐらい。京山県三陽鎮は武漢から2時間程度と聞いていたけれど、行きは漢口古田で集合後、貸切バスで2時間半、今日は一足先に戻る方といっしょに長距離バスで帰ってきたため武昌駅まで5時間の道のりだった。鎮(町)の人民政府が…

早起き鳥

武漢郊外京山県三陽鎮というところに行き鳥の観察会に参加してきました。今朝は大学の森で聞くよりやっぱり倍ぐらいの鳥の声を聞きました。 朝6時、隣の大学の女性のQ先生といっしょに朝ごはんを食べに出て、その後、長江日報のS記者が持ってきてくださっ…

鳥の声、人の声

「上海市新移民的語言社会調査」(雷紅波2008年)という210ページの立派な論文が読み終わらない。さすが復旦大学・遊汝傑先生のお弟子さんの博論です。また、留学希望の日本語学科院生の修士論文の添削も60ページの大作で、昨夜2時まで目を通しましたが、ま…

影絵

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お天気がよかったので、日傘をさして外事所に行き、来年度の契約をしてきた。外国人教師は1年ごとの契約。 次を終わると6年半ということになる。それでもまだ来て1年ぐらいの気持ちもするし、いつも新しい気持ちでもいたいとも思う。 歩いて帰る道、緑の…

5元の価値

昨日、かねてから連れていきますとお約束していたアメリカ人の先生を連れて京劇を見に行った。 休みがあるときでないといけないからやっとだ。 場所は武昌にある湖北省京劇院・京韻大舞台。2時開演。チケット売り場で見ると、席は20元、40元、60元。北京で見…

スピーチ大会

大きなスピーチ大会が明日隣の学校で行われる。例によってわが校の代表選手の原稿を見、発音を直し、また書き直した原稿を見てあげ、それなりに世話をした。 しかし私が嫌なのは、これが決して学生全体のスピーチ力の底上げになっているわけではないというこ…

やすらぐ時間

どんなに強い人も、どんなに弱さを見せない人も、普通の人も、羽をやすめる時間は必要だ。それでこそ、次の新しい朝が迎えられる。人は機械ではないし、知らず知らずのうちにも、日々傷を負って暮らしている。揺り籠の中で、目覚めるまでだれからも邪魔され…

「倒福」

中国のお年寄りは夕飯後夫婦でよく散歩している。 わたしは昨日食堂で食べた後、1人歩いて家に戻った。古い居住区の側を歩いていると、夕餉の匂いや日本と同じように野菜を切る、トントントンという音が聞こえてくる。一つひとつの窓の中に人の生活がある。…

楽隊

どん、どんがしゃん。どん、どん、がしゃん。朝一の授業を終えて戻る道すがら、大きな音が聞こえてくる。何の音?方角は小学校の方。 大学の中には幼稚園から、小、中、高校全部そろっている。人は赤ちゃんからお年寄りまで5万人が住み、公共施設は病院から…

大漁

お風呂上がり。昨夜10時すぎ楊晶君から電話。 先生「魚がたくさんあるから持っていきます」梁子湖で取材があり、凍ったまま持って帰ってきたという。 急ぎ着替えて、 箱の中に5-6匹。財魚(ツァイユ)? 町のレストランだったら一匹20-30元はする。楊君は寮…

藩玉良(パン・ユィリイアン)

書に倦みて(というほどもはかどらず)夕方疲れて、中国映画を一つぼぉっと鑑賞しました。 張芸謀監督総指揮の「画魂」。もちろん?コンリー主演。西洋画家としてフランスで活躍した実在の女流画家の生涯を描いたもの。 藩玉良:1895(1899)年生まれ。幼くし…

万博と大学生

さて、おととい2年のクラスで上海万博についてディベートをしました。2010年の上海万博に対するある記録です。5チーム(1チーム5人、それぞれ審判1名)のうち賛成派の勝利が4チーム、反対派の勝利1チーム。 おそらく審判の主観も反映されていると思います。…

全国の蓮写真ファンの皆様、お待たせしました、蓮の季節の到来です。あ、誰もとくに待っていらっしゃらないか(笑)。朱自清の名文「荷塘月色」では蓮は月光の下、乙女の舞い踊る裳裾のようと表現されていますが、 今日見た蓮は、水の中から初々しく面をもた…

自動でない販売人

中国で欠けているもの、すくなくとも武漢に少ない物は自動販売機。 最近ショッピングモールなどで飲み物の自動販売機を見かけるようになってきた。が、大学内でもまだほとんどない。授業のある建物など日本なら必ずありそうなところにもないので、水筒を忘れ…

私の朝ごはん。

中国に来てからも、いくつか食べ物のマイブームがあった。「魚香肉糸」とか「大粒果物ヨーグルト」、西瓜のジュース。好きとなると続けざまに買ってしまう。 最近のマイブームは「麦香鶏(マイシャンチー)」。「麦当労(マイタンロウ)」つまりマクドナルド…

森と鳥の関係

森の奥から、この時季になると聞こえてくる鳥の声。澄んでいて、深くひんやりとしている声。 3月ごろの早い春を告げる鳥の美しくて明るい囀りとはとはまた違う。何という名前の鳥でしょう?と人に聞いたり調べたりするけれどよくわからない。 森に住む私は、…

緑の濃さ

昨日はよいお天気でした。 お昼に百品屋という学生食堂に行くと、ハンサムな学生が食事を終えてでてくるところ。が、よく見るとガラスのドアに貼りついたコカコーラの広告でした。反対側のドアには、やはり髪の長い5ミリの美女。 緑は濃くなって、宿舎の前の…

長江も近いせいか、雨が降ると大きな河までこの雨が続いていて流れていくような気分になる。 すこし憂鬱、けだるい緑の薄墨の雨。中国に、そして大きな森のような大学の中に1人いると、もっと深く息を吸いたくなる。この週末はずっと家にこもって仕事などし…

ニーハオと廬山

「昨日もたくさん野菜を買ってきたのに、今日もそんなにたくさん買ってきたんですか?」。宿舎のフロントの主管(マネージャー)の女性に声をかけられた。 初級中国語では挨拶は「ニーハオ」と習うが、実際には「買菜去?(市場に行くの)」とか、「上班去?…

2010上海万博といえば

万博で唯一見てみたいものは中国館「清明上河図」のハイテク処理された画像。 北宋・張択端の描いた国宝。そこに描かれた人や車馬が動き、人声もするそうですから。 とはいえ、炎天下、中国の人たちと並ぶということは考えただけで眩暈がします。だからいか…

上海空港

上海の浦東空港は気が抜けるほどがらがら。しかも万博歓迎の飾りやポスターの類も殆ど目に着くほどではなし。 空港レストランのメニュー黒板に書かれた「海宝(ハイバオ)」がよかったかな。(わたしにも描けそう)それと帰りの飛行機で「海宝」のぬいぐるみ…

短くて長い物語

3泊4日で日本に帰ってきました。大事な用を済ませ名古屋で友だちと会い、PCも手に入れてきました。 トンボ帰りの旅は短くても、その物語は書き始めれば、長い物語。戻って武漢は35度、今日は授業が終わって、午後は雨になりました。日本はけやきの新緑…