万博と大学生

さて、おととい2年のクラスで上海万博についてディベートをしました。2010年の上海万博に対するある記録です。

5チーム(1チーム5人、それぞれ審判1名)のうち賛成派の勝利が4チーム、反対派の勝利1チーム。
おそらく審判の主観も反映されていると思います。まとめると以下です。

賛成理由:1.世界に中国や中国文化、上海を印象づけるよい機会。
2.世界との交流のチャンス。
3.中国の世界的地位の向上。3.中国の経済を促進できる。
4.上海のインフラが整備され、「もっとよい都市、もっとよい生活」のスローガンの通り都市化が進む。
5.公共のマナーが向上し、中国都市のひとつのお手本となる。
6.最先端技術の展示を見られ、子どもたちが科学に興味を持ち始める.
7.万博は中国の第三次産業の向上を促進する。8.総じてデメリットよりメリットの方が多い。


反対理由:1.労財傷民。人民を働かせ、財源を浪費するのみ。
2.上海万博にかかる費用は4000憶元。西南の旱魃に苦しむ地域のために使ったおかねは1.25憶元で約4000分の1。お金は災害援助に使うべき。
3.多くのパビリオンを作り、会期後5つのパビリオンしか残さないのだから無駄である。
4.現在の中国の公共のマナーは高くない。海外の目にさらされインターネットで話題になり大変恥ずかしい。たとえば、無料の水を汲みにくるおばあさん。池の石を記念にと持って帰る人。僕は決して万博には行かない。


私の周りでも、殆どの人がやっぱり万博には行きたいと答えます。そうですね。初めての万博、行きたくて当たり前かもしれません。

ある女子学生が言いました。「お金がかかると言うが、お金は問題ではない。オリンピックや万博は歴史的行事なのだから」と。
うーむ、なるほど。