2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶の中へもう一枚

雨の中、会場の建築学部へと急いでいたら、図書館の横を通りかかって、思わず、「わっ」と声をあげた。 そして、しばし唖然と、シャッターを押した。中ソ友好の残した大学の中に残るいくつかの建物がまた一つ消えて行こうとしている。老図書館と呼ぶその建物…

描かれた女性たち

art

今夜は西安美術学院芸術研究所・佟玉潔先生の「中国当代フェミニズム芸術の視覚経験史」という講座を聞いてきた。 2-3日前東9楼の壁にに貼ってあったポスターを見て、これは面白そうだなと思った。雨の夜ゆえ、7時からとは同じ大学内とはいえちょっと億劫に…

2012年の肖像画

授業が終わって戻ろうとした道、緑豊かな木陰の下、美しい風景を見た。朝の片付けも終わり、外へ働きに行くこともない中国のお年寄りたちの「仕事」は、外にでて近所の人たちと話すこと、 孫の面倒をみること。深緑の中にふと光があたったような特別な空間で…

川をこえて

日食はいかがだったでしょうか?わたしは全日食を2年前に経験し満足して、早起きはせずじまい。なんだかまた忙しくなっていますが、今日は資料を求めて湖北省図書館へ行ってきました。黄鶴楼の裾野、閲馬場というところにあります。武漢大学図書館とも似た、…

南風琴社

約半年ぶりの京劇の身段(身振り)の練習に行ってきました。 昨年11月末に大学内の教職員を対象とした京劇クラスができたのですが、動作(身段)コースはずっとお休みのままで折角買った「水袖」と呼ばれる衣装もこのままタンスに埋もれてしまうかとがっかり…

そんなおもさ

今年のmkの日記で、「じゃ、あれはどうなってる?」という疑問をお持ちの方がもしあったら、それはまたまた表彰すべき読者か、動物好きの方です。それは、 市場の果物屋さんの猫すけ?ブー。違います(笑) ことしも授業を行う東9号館のそばの、学生たちが「…

「偽(wei)」

今学期もそろそろあと1カ月。そういう一カ月はあっという間に過ぎてしまうのが恒例です。やや焦り気味。クラス活動の中からも時代の変化を感じるということを書いていますが、今年の2年生の「私の行きたいところ」のパワポの発表でもそれを感じました。発…

蓮にふる雨

もし、今年のmkの日記でたりないものがあるとお気づきでしたらば、それはAAA級mk日記の読者さんです(笑)。 ことしの蓮の写真はまだアップしていませんでした。それは、今年は雨が多く、蓮よりも緑の溢れるフランスマロニエの並木の木々たちに圧倒されてい…

雨の清真食堂

雨になりました。 雨にぬれる緑の中を傘をさして、キャンパス内の清真(イスラム)食堂に行ってきました。 ここの麺がおいしいからですが、前から熱々ラーメン特集を書こうと思いつつ、旅の準備などしているうちに先週から「涼麺」が始まっていました。ここ…

「越境する作家たち」

カーテンの外の緑と陽の光は美しいのですが、机の前に座っていると汗ばむほど。扇風機をつけました。科技大でもご講演くださった詩人の田原さんが、今日5時からのNHKBS1の番組に出演なさるとご連絡くださいました。 横浜で録画したインタビュー2分程度…

王府の門

「冷やし中華はじめました」と壁に貼られる日みたいに、今日は初めてサンダルを履き、市場で帽子を買いました。自転車を諦めて歩こうかなと…武漢はあっという間の夏です。少し襄陽の補遺を。 写真は、王府と呼ばれる通りの門の下の店です。門は横浜中華街の…

襄陽の旅―志存高遠

メーデーのお休みに引き続き、今週1週間の試験休み中なので、一泊で襄陽に行ってきました。数年前までは襄攀と呼ばれていたところ。諸葛孔明の故郷でもあり、城壁とお堀の残るよい街でした。当初、せっかくなので2泊ぐらいで成都にお茶でも飲みに行こうかと…

満月と自転車

スーパームーンは武漢でも見ることができました。そのあと夜の森の中でカエルがクツクツクツと鳴く声が聞こえていました。メーデーに何をしたかという話で、2年生の男子学生が、自転車で赤壁に行ったと言っていました。赤壁つまり「レッドクリフ」です。片道…

ねこの墓

久しぶりの授業でした。 昨日午前中は、4年生の女子学生2人と湖北美術館で開かれている小さいアニエス・ヴァルダ(AGNES VARDA)の展覧会に行ってきました。アニエス・ヴアルダは1928年にベルギーのブリュッセルで生まれた女性写真家・映画監督で1957年29歳…

譚シン培をさがして

「雨が降らなかったら霊泉山までドライブに行きましょう。」と章さん一家に誘われていた。 今日は、幸いにして雨も上がって朝10時すぎ、私の宿舎まで迎えにきてくれた。そして財大で先生をしているZさんと娘のランちゃんも加わり郊外へのドライブが始まった…