南風琴社

mklasohi2012-05-19

約半年ぶりの京劇の身段(身振り)の練習に行ってきました。
昨年11月末に大学内の教職員を対象とした京劇クラスができたのですが、動作(身段)コースはずっとお休みのままで折角買った「水袖」と呼ばれる衣装もこのままタンスに埋もれてしまうかとがっかりしていたら、学期もそろそろ終わりの今日再開となりました。(夏休みまで何回おけいこできるかな?)。それでも、びっしょり汗をかくほど、京劇主役女性(青衣)の歩き方や、腕の回し方、蘭花指と呼ばれる指のしぐさを習ってきました。

このところ、授業に加えて、何かと忙しい時に限っていろいろ重なるのですが、木曜夜、YJ君の同僚女性記者Zさんから連絡をもらい、武漢大学での古琴の演奏会を聞いてきました。

古風の復活もこれもまた、孔子老子の像の設置が増えたり(そうところから入るのですね)していますが、その夜の演奏は、南風琴社という楊州に創設された古琴演奏者の一門によるもので、演奏の水準は高いものでした。が、学生司会者たちの漢服の貸衣装はやや取って付けたような感じでした。それでもこうした古いものを好む若者の出現は喜ばしいことです。

昨日たまたま英語科の学生に会い話をしていると、「よく、日本に中国の古いものが保存されていると言います。中国の唐の時代を懐かしみたいなら日本、明代なら韓国、今の中国にはコミュニストパーティの中国しかありません」と言っていました。すると横からイギリス人の先生が「コミュニストパーティの中国っていうのももう古いんじゃない」という突っ込み。
今は、そうですね…「ざわざわといきもののように動いていく中国」かな。

古琴演奏はこのような感じ。「流水」