2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ご挨拶

お立ち寄りありがとうございます。 8月3日にハルピンを離れます。明日1日には東京から家族がやって来、政治学を学んでいるということもあり、長春、瀋陽、大連と日本と中国の歴史再認識の旅をし、できれば桂林、香港を巡り、8月の中旬ごろ武漢に戻るつもり…

ハルピンの7月

今日は朝から、クラスメートたちと植物園を散歩してきた。花が咲き乱れ、日よけのかぼちゃ棚、滴る緑、小リスもちょろちょろと可愛い姿をみせてくれた。 ここを離れる日も近づいてきた。ハルピンのよさは9日にも書いたが、音楽家たちが集まる「ハルピンの夏…

Good luck!

昨日は母上の誕生日ということで、お寿司を作った。中国東北地区では、お米もお酢も、日本のものとよく似たものが手に入ることがわかったし、さすがに生魚はないが、えびやカニカマ、ツナ缶で何とかしのげると思ったからだ。 学生の高校時代の友達(なぜか男…

謝晋監督と幾米

文革時代を描いた映画として有名な「芙蓉鎮」の監督である謝晋監督のインタビュー記事を読んだ。(「生活報」05.7.27)今年82歳とのこと。彼自身、文革中にブルジョア的と批判され、二人の息子もその幼時のあまりにも苛烈な虐待が原因で精神障害になったと…

地震その2

ご両親や彼氏に聞いても地震を感じなかったというので、何だったのだろう、しかし地震の揺れであって、決して高層だからといって突風に吹かれたからではないと話していたら、今朝になって、TVニュースで流れたという。黒龍江省大慶市の近く林甸というところ…

お父さんの誕生日

夜は父上の誕生日ということで、旧宅へ伺った。ハルピン市役所から大きな花かごや、果物かご、二段のバースデーケーキが届いている。母上もご馳走を用意しておられるが、なんと父上は昨日の晩から、おなかを壊して、点滴まで受けた状態。中国は生水が飲めな…

極楽寺

中国的な建物も見ようと、極楽寺へ行った。1924年に建立されたお寺なので、さほど古くはないが、ハルピンが都市として形成されたのがここ100年なのだから、その都市の発展と人々の歴史の中にある。瑠璃色の瓦が美しい。学生の彼氏に感想を聞いたら、静かな感…

地震?

夜になって、2人で香港映画(DVD)を2本立て続けに見ると12時を過ぎてしまった。気のせいかと思ったが、ゆら〜りゆら〜り揺れている。震度で言えばおそらく2程度。17階の高層マンションでは豪華客船で揺られているよう。日本は地震が多い国として知られてい…

単独行動

ご両親の誕生日が一日違いと聞いて、昨日はプレゼントを買いに行った。いくらで、何をと思うと難易度が高く、午後をつぶしたが、結局ベルトと家庭着(パジャマ)に落ち着いた。 デパートに行っても、勝手が違う。文房具売り場は?洗面所で使うしゃれた小物は…

鏡泊湖

行ってきました。 鏡泊湖は国家AAAA級旅遊地で、国家指導者の避暑地でもあるらしく、葉剣英の碑、トウ小平の名づけた宿、劉少奇の小道などある。実際、昨日は朱鎔基前総理もやって来たとのことだった。大学や会社の保養施設も並び、ちょっと山中湖な雰囲気。…

涼しさをお土産に

明日から24日まで、黒龍江省の南へ旅して来ます。 母上は中学校の数学の先生ですが、何故か先生方の夏の旅行に同行、牡丹江市、鏡泊湖という湖に行ってくることになったのです。吊水楼という滝もあるそうです。片道、汽車で5時間、そこからまた車で1時間。日…

散歩

7時になっても明るい。近くの中医薬科大学に散歩に行く。キャンパスは市民に開放され、犬を連れた人、老夫婦、子ども連れがたくさん、夕食後の散歩にやってきている。重点大学の一つ、中医薬科大学だけあって、外科の祖「華陀」(写真)を始め、歴史上の名医…

T124のメモ

汽車の旅の様子をということでしたから、ちょっとまとめ。 結論は寝台車がとれれば汽車の旅も悪くないかな。夏の旅のわくわくがあります。 食事 4食汽車の中なので、パンやカップラーメン(湯沸し機あり)を持って乗るのが中国流。お弁当は夜だけ20元(380円…

『老照片(古い写真)』

ちょっと風邪をひいてやすんだ。 寝てばかりいたが、窓枠の水漏れ工事の人が来たりで起きている間は、置いてあった数日前のハルピンの新聞「生活報」を見たり、旅の前、武漢の部屋の片付けで見つけた岩波現代文庫『日本近代思想批判」』(子安宜邦)、こちら…

緑色食品

今日はハルピンに来て以来、一番暑い日だった。 車で高速を約1時間、母上も一緒3人で昨年できた中国最大規模の哈尔滨北方森林動物園に行く。「東北虎」など人間の方が檻で囲まれた通路から見る仕組み。とにかく広かった。 公用車でお迎えの父上が近くで魚釣…

なんでも着れる

学生のいとこがくるということで、お昼は大学構内の旧宅の方へ。緯度も近いが、1年住んだミシガンを思い出す西洋式な建物の学生宿舎の前を通る。 彼女が帰省してからというもの、父方の小さいいとこ、おばさま、母方のおばさまといった風に彼女の顔を見に来…

重い問題

黒龍江省博物館に行ったが、地下水族館でのんびりしてしまい、歴史展示では清代の皮衣と雪のまぶしさを和らげるためのネットの目覆い、自然史側では、黒龍江省にマンモスがいたということぐらいしか印象に残らなかった(疲)。(写真は国家一級保護動物、中…

課題

このペントハウスの下には「パリ広場」というショッピングモールが建設中である。完成するとかなりしゃれた一角になるだろう。その前に降りていくと、石畳に一人のおじいさんが正座していた。昨日はウォルマートの前、赤ちゃんを抱いた若い女の人だった。お…

聖ソフィア教堂

国家重点文物(重要文化財)の一つ、1907年に建てられ、幾たびか修理が加えられ、今は教会ではなく、ハルピンの古い写真の展示館となっている。乾隆帝の時代の寒村から、ロシアと中国合作で東清鉄道を敷き、日本が満鉄を推し進めた頃、国際都市として大いに…

雨降って…

毎日何かしら起きるものだ。 午後、外出したら、その間に、にわか雨が降りこみ、階下の16階の部屋にまで漏り、私の泊まっている部屋の窓の壁も、少しはがれたと聞いて、なんてこったと思った。私たちが窓を閉め忘れたせいだろう。室内洗濯物干し用バルコニー…

夜市

汽車の旅で隣に乗り合わせたおじさんの鼾がうるさかった影響がそろそろでてきて、眠い。今日は遊び歩かなかった。 掃除をしようとしたら、彼氏君がやってきた。ニーハオ。じゃ、掃除は後かと思いきや、彼はモップ担当ですなんて言う。住んでいるわけでもない…

にわか雨、ときどき雷

午前中は父上の今の職場であるハルピン市人民政府の新市庁舎に案内していただいた。松花江の北側に新しく開発中の地区で広い河岸の緑の中にひときわ堂々と建つ。10年後は南側に劣らない商業地区へと変貌しているだろう。 お父さんはハルピン市助役。23階にあ…

マーディエアルホテル

ハルピンは武漢より過ごしやすい。 10度は涼しいし、街も清潔で美しい、バスに乗っても、猛牛に振り回されているような感じはないし、人も幾分穏やか、大声が後ろから聞こえてくることがあまりない。建物の設計は違うが、清潔感や、洗練度合い、秩序のある様…

雷雨のハルピンから

旅に出る前はなぜかネットがつながらない。 長春までの26時間の汽車の旅の後、3時間の車での移動の果て、青空の広がるハルピンに昨日の夕方近く着いた。中国東北地区の青空は、武漢のぐぐもった青空を見慣れた目には眩しく、ひんやりと涼しい風に吹かれて、…

試験中

武漢は晴れの日でも薄ぼんやりした日が多く、それは製鉄所からの煤煙のせいとも、長江や東湖など大きな湖からの水蒸気のせいとも言われるが、ここ3日ほどは伸びをしたくなるほどの青空が広がって気持ちがいい。 携帯で中国語メールというのもすこし慣れてき…

ちょっとメモしておきたいことば2つ

・The hand that rocks the cradle refuses to pull the trigger. 「ゆりかごを揺らしたことがある手は引き金をひくことを拒む」 人類学研究から、「男性が、赤ん坊のときから子育てを手伝う文化」は戦争をしないという(21stCentury May18.2005) ・任何经…

寛帯

青空と緑が夕暮れの金色の光に縁取られている。 3年生の新聞をまとめる以外、何にもしたくなくて夕方まで部屋でごろごろ。さすがにお腹がすいて、でかけようとしたら、受付の人に呼び止められとりとめのない話をする。いつも横を向くシャワーのフックを取り…

長江漁解禁

昨日の新聞によると、6月30日正午を以って3ヶ月の長江の禁漁期間が終わったそうだ。網を上げる漁民の嬉しそうな写真が載っている。国家一級保護動物である「中華鱒」は網にかかっても放流しなければならない。毎年の禁漁期は漁業資源の養生になり、漁業資源…

トム先生の部屋

昨日は、トム先生から小さいヒーターとそれからプリンターを譲ってもらった。2つで200元(2800円)。アイロンはありませんかと尋ねたら、「使わないから1月にアレックスに売っちゃった」と。残念。 ムービングセールということで、お部屋に入ってびっくり。…