雷雨のハルピンから

mklasohi2005-07-08

旅に出る前はなぜかネットがつながらない。
長春までの26時間の汽車の旅の後、3時間の車での移動の果て、青空の広がるハルピンに昨日の夕方近く着いた。中国東北地区の青空は、武漢のぐぐもった青空を見慣れた目には眩しく、ひんやりと涼しい風に吹かれて、はるばるやってきたことを実感する。
 長春には、仲良しの学生のボーイフレンドのお父さんが運転手つきの車で迎えにきてくださったのもびっくりだったが、秋に彼女のご両親が入居される予定の家に案内していただいてまたびっくり。高層168平米の豪華なペントハウスで、ハルピン市が見渡せる。「家には2つ家があるから泊まってください」と言ってくれ7月をここで過ごすことになったのだが、小さなアパートでも借りてその窓からハルピンの街でも眺めて暮らそうかと思っていた私にはちょっと贅沢。彼女のお父さんは大学教授をされ、ハルピンの次期市長候補とは聞いたが、本当にびっくりだ。
愛情いっぱいに育った一人子の彼女だが、わがままのところのない正義の味方、おもしろい学生でいつも仲良くしてもらっている。ご両親は今は、まだ大学構内に住んでおられて、夕食はそちらで、お母さんのおいしい手料理をご馳走になった上、夜はマンションの方にこられて、お父さんが一番高価な茅台酒で乾杯したいとおっしゃる。私はお酒が、ほとんど飲めない人間だが、再三のお申し出にお答えせずんば日本女性の名がすたるか、と意を決して、53度の茅台酒の杯を一杯飲み干した。夜ぐっすり眠れたのは旅の疲れと茅台酒のおかげ(笑)。
 明けて今日は一日雨。これまた用意していただいたノートパソコンのワイヤレスネット通信のカードを買いに彼女と一緒にハルピンの中国移動通信を3軒回った。
 少々時間はかかるが、ワイヤレスでネットにつながることを確認して、雷雨のハルピンからブログを書いています。