マーディエアルホテル

ハルピンは武漢より過ごしやすい。
10度は涼しいし、街も清潔で美しい、バスに乗っても、猛牛に振り回されているような感じはないし、人も幾分穏やか、大声が後ろから聞こえてくることがあまりない。建物の設計は違うが、清潔感や、洗練度合い、秩序のある様、食べ物の優しさ・・日本人に馴染みやすいものがある。あ〜、楽でいいなぁと街を歩いていて感じる。
　武漢では街に出るにしても、暑いのに耐えよう、バスの激しさに耐えよう、少々汚い店も耐えよう、目の前に割り込んでくる手や人に耐えよう、食べ物の辛さに耐えよう・・・と無意識のうちにも、体が力を入れていたのだなぁと気づく。
　ロシア式建造物の続く歩行者天国を2人で歩く。ロシア料理店に入りたいと思っていたら、ハルピンの名物「雷陣雨（雷つきのにわか雨）」に促されて、牛肉面の店に逃げ込んだ。でもこれもおいしかった。
　写真は中央大街「马迭尔宾馆（マーディエアルホテル）」。百年守り続けられた味のアイスキャンディーが飛ぶように売れている。焼きたてパンの街頭販売もあっておいしそう。明日の朝ごはんはこのパンｖ。
　お母様の手作りのご飯や、地元っ子の彼女にあれこれおいしいものを紹介してもらって食べていては、あ〜、ここを離れる時の体重が恐い。