にわか雨、ときどき雷

mklasohi2005-07-10

午前中は父上の今の職場であるハルピン市人民政府の新市庁舎に案内していただいた。松花江の北側に新しく開発中の地区で広い河岸の緑の中にひときわ堂々と建つ。10年後は南側に劣らない商業地区へと変貌しているだろう。
お父さんはハルピン市助役。23階にある部屋は、専用の秘書の部屋と、その奥に40平米ほどの個室、そのまた奥には寝室とバストイレ付きという豪華なもの。ガラス窓からは市庁舎の前の広大な人工湖が一望できる。ハルピン市900万人(中心部400万人)の最頂点に近い部屋と表現してもいいかと感じた。
 夜は、以前、近郊市の市長をされていたときのお知り合いで日本留学経験のある幹部ご夫婦も見え、マンションで家庭内宴会。隣市のおば様も一緒、中国東北地区の宴会の礼儀にのっとり、一人一人の挨拶とその度の乾杯。学生はと見れば、有力者の一人娘として、生まれた大きな幸せと大きな苦労を2つながら、背負っている。
午後、彼女のボーイフレンドと3人で最新設備の科学館に行って、いすに揺られ、噴き出す水に濡れ、ねずみが足元を通るという4D映画体験で騒いだ客人もまた、挨拶も乾杯も苦手だが、温かいおもてなしに感謝。