2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

果たし状

4時間の授業が終わったと本を仕舞いこもうとすると、一年生男子に「先生今晩、カラオケに行きましょう」と誘われた。学生のお願いはできれば聞いてあげたい、明日は国慶節だし。学生寮の近くの食堂3階カラオケルーム。テレサ・テンの曲が無くて残念。それで…

自転車物語

夜中にザーッと音がして雨が降った。そして一日中降ったりやんだり。 日本に留学していた天女のLさんが大学に戻ったと第一報の電話。彼女は大阪外大だったので、日本で会えなかったのは残念だったが、どんなに成長したか、日本語の上達は電話の声でわかる。…

想定外

1年生の授業。おととい最初の授業に行くと皆、教科書をもっていない。事前連絡が伝わっていない。ええ!と、教科書なしででもきることをいれた。次の日、普通すぐには揃わないから別の用意をしていくと、教科書買いましたとニコニコしている…想定外。 今朝の…

人肌の自転車

今週一年生の授業も始まり、本格的に忙しく教室と部屋を行き来している。一つには自転車3台盗まれて以来、ずっと歩いているからだ。聴講している授業もいくつかある。 来たばかりのときは、考えられない遠さと思ったけれど、けっこう縮尺は変るもので、正門…

今年の国慶節の過ごし方

十一(シーイー)と呼ばれる秋のゴールデンウィークが近づいてきて「どこへ遊びにいきますか」などと聞かれる。故郷に帰る人、旅に出る人あり。去年、楚の都・荊州に行ってもう1年も経つんだとまたもや驚く。 確かに1週間、部屋に籠もるのは季節もいいし、も…

SMAP×SMAP

昨日2時間教室を借り、3年生を中心に夏に録画したものと家人が録画してくれたDVDを見せた。8月11日の「ミュージックステーション」と9月14日の「SMAP×SMAP」。 レアリア・生教材の生かし方については最近、国際交流基金から面白い本がでているが、今回は教材…

千里の外

夏の飛行機代が国際交流センターからバックされてきた。なんだかお金持ちになった気分。(小さいお金持ち) シアトルのアメリカ人の友人から近況を知らせる長いメールをもらった。― 東南アジアやイラク、アフリカなどからの難民/移民のための学校の校長的立…

怪現象

夏の健康診断で黄色ランプが点り、2週間ぐらいカナダで検査を受けていたTracyさんが戻ってきて始めて、夜、一緒に群光広場で食事をしてきた。彼女は大学を変りアパート暮らしをはじめた。どんな夏だった?とお互い尋ねあった。 彼女がカナダにいるとき検査の…

遠足

秋の休日、2年生クラスに誘われ、東湖の落雁島へハイキングに行った。湖の上にあるつり橋を渡ったり、竹の柵で作られた迷路を巡って、「ハイハイ乗せますよ、仕事ですから」と言う雰囲気の駱駝にも乗った。学生たちのロケットバンジーで空へ高く上がる笑い…

つれづれ

よい天気。金木犀の木が部屋の前にあるのでいい香りが漂ってくる。日本では10月に香る木。こちらの方が早いですね。ジャスミンとならんで中国の人たちの好きな香りで、お茶の中はもとよりアロマスプレイもある。 昨日「sk−〓」という日本の化粧品の中に、中…

お目見え

今年の3年生は2年の後半で半年ほど作文指導を行ったので、すでに自分やその周りを語ることの基礎は終えている。今学期は多様な社会的問題にも対応できるテーマごとの資料収集を毎回学生にもこころがけさせ、最終的には卒論の手前のレポートの書き方や、履歴…

教育制度史資料

副専攻の学生に明治期以降の日本教育制度に興味を持っている学生がいて中国の図書館ではなかなか資料がそろわないと言うので、おなじ「はてな」で教育問題ご専門でブログをお書きになっているsavaさんにネット上にわかりやすい資料がないか、お訊ねしてみた…

楊君の<一種の方式>

「6月7日水曜日。晴れ。夜十時半、北京○○大学実験棟9階の部屋のソファで1人。 北京に着く ―23時間近くを硬座(二等車)で過ごし、本日昼11時ごろ、僕を乗せた列車は目的地に着いた― 北京西駅だ。」 財大4年、ジャーナリズム専攻の楊君はよくコメントを寄せ…

我が…の恩

静かに部屋で過ごしていると、きれいな花かごや果物などを持って学生がやってきてくれた。「教師の日おめでとうございます」 「教師の日」は教師を尊び、教育を重んじる良き伝統に則って85年の第六回全人代で決まった祝日だそうです。我が師の恩〜♪でだめな…

9月の光

eco

本当に気持ちのいい一日だった。厳しい暑さは去って、日陰ではひんやりとするほど。 おかげで少し読みたかったものが読み進んだ。おなかからちょっと胃に来てそれがちょっと残念だけれど、戻って初めて野菜のお味噌汁を作った。 2・3日前の新聞に武漢市商工…

ある店の閉店

今夜の教師の日のお祝いは夕暮れから夜の東湖を見下ろすホテルで近隣大学が合同の華やかなものだった。でも、他大学の日本人の先生をお見かけしなかったのはなぜだろう。 早速、清華大学から移ってこられた若いアメリカ人ご夫婦の先生と隣あわせたが、北京は…

赤い○○

なにか悪いものでも食べたのかおなかを壊してしまった。授業も始まり、周りからも、お湯を沢山飲めとかおなかや足を温かくしたほうがいいと言われるので、中国に戻る時、友達が持たせてくれた腹巻をしている。葛飾柴又・寅さんの腹巻で赤、もたせてくれたの…

ここは中国

昨日の35度から一気に10度ほど下がって長袖の人が半分ほど。 午後、外から勇ましい声が聞こえてくるから何かと窓の外をのぞくと、解放軍からの教練たち数十名が整列して歌声とともに隣の招待所に入って行く姿だった。やっぱり中国だ。新入生の軍事訓練がもう…

新学期と…の足音

今日から新学期。といっても今週は木曜の3年生の作文の授業のみ。1,2年生は新しい教科書を使うのでそれにあわせて授業の組み立てを考えている。大きな荷物をもった新入生が親に付き添われて魔法瓶やら、洗面器を買っている。中国の大学生の必需品ですね。 こ…

偶然の旅行者

8月31日夕方4時、漢口の歩行者天国にいた私に電話。「湖北省の山村に行きませんか。出発は今夜5時です。」 1〜2年生の授業が4週目からとなったし、中国を理解するため自分の目で見たい。タクシーを飛ばして家へ帰り、荷物を作る。出発時間を少し遅らせても…