楊君の<一種の方式>

「6月7日水曜日。晴れ。夜十時半、北京○○大学実験棟9階の部屋のソファで1人。 
   北京に着く ―23時間近くを硬座(二等車)で過ごし、本日昼11時ごろ、僕を乗せた列車は目的地に着いた― 北京西駅だ。」
 財大4年、ジャーナリズム専攻の楊君はよくコメントを寄せてくれるが、6月7日から8月中旬すぎまで北京の有名な新聞社に実習に行っていた。夏、北京での様子を教えてねと返したら「一種の方式でお知らせしたい」と返ってきたので「一種の方式」ってなんだろうなと思っていた。
それはなんと約2ヶ月半に及ぶ中国語でびっしりと書かれた2冊の青春冒険日記のことだった。「先生、これが一種の方式です。話しきれないので読んでもらおうと書きました。北京で経験したこと、新聞社での実習の様子が書かれています」と。
 初めての炎天下の北京で足にマメを作りながら歩き回った家探しから、新聞社での緊張の一日目、立派なホテルで開かれる記者会見の数々、取材の苦労、同室の友や休日の思い出、北京の街と人々…、自分の目で見、自分の足で歩き、考えたことがしっかりと書き込まれている。三分の一ほど読んだが、面白くて1人で読むのはもったいないぐらい。とはいえ、全部ご紹介とはいかないし…。
 上記は、彼の青春日記の書き出し部分の訳、楊君の了承を得て載せた。昂揚感が伝わってきますよね!