2006-01-01から1年間の記事一覧

武漢−上海―そして東京

御節の買い物をしてきてきました。人民元でいえば、武漢市民平均月収以上かな。年の瀬模様に浸る、どこでもドアのこちら側です。 おとといの夜は上海にいた。浦東からの外灘(バンド)の夜景を06年末の思い出にしようと金茂大廈へタクシーを飛ばしたが閉館。…

油断大敵

暖かな日が続き薄着ででかけたことが災いして、風邪を引いてしまった。今日の武漢は冷え込んでいる。書きたいこともいろいろとありながら、ぼうっとしていてまとまりそうにない。 風邪薬を飲んで、午前中は休みなんとか、授業に出てきた。明日、4時間の授業…

テレビ塔など

昨日のイブは仲のいい学生と亀山のテレビ塔の周りや漢正街を回った。その辺まで地下鉄でもできたらおそらく20分程度の距離だが、バスに乗って渋滞の道では1時間ほどかかった。亀山には去年春にも行ったことがあるが、テレビ塔は補修中だったので、もうそろそ…

♪メリークリスマス♪

一昨日の仕事上のイベントを終えてから、外事処のディナー、日本語科研究室の食事会+映画鑑賞など、クリスマス行事が続いている。(シンポジウムで報告する内容などもちょっとC教授と立ち話。) 映画は今月公開されたばかりの「満城尽帯黄金甲」を見てきた。周…

さだまさしと漢口

このブログをお読みの方に、たまに質問やお願いをされることがある。数日前、ある方から近々、漢口の日本租界で生まれた母上を生地に連れて行きたいと思っていると、メールを頂戴した。古い地名しか分からず、手がかりがあまりないということだったので、対…

「今夜無人入眠」―今宵は誰も寝てはならぬ

今夜、湖北省人民政府外事弁公室・湖北省外国専家局、武漢音楽院が主催で、いわば外国人専門家のために開かれた「2007年新春・クリスマス音楽会」でも聴いてきた、トゥーランドット「今宵は誰も寝てはならぬ」をダウンロードして聴いている。テノールの甘い…

ご案内

あさって21日(木)下記の要領で、12月の日本理解講座を開きます。 今回のテーマは「日本人と中国史」ということで、武漢大学日本人教師・N先生(中国史ご専門)にお話いただきます。日本人の中国史受容の歴史をたどりつつ、後半に現代日本の社会科教科書に…

見学会後記など

ホンダ見学のあと大学にもどり、Z助教授とY先生と3人で食事した。Z先生は50代半ば、カメラがご趣味で、ことあるごとにまるで写真屋さんのように撮影を担当される。自転車を愛用し、お金はカメラやたまには寄付に注いでいらっしゃると聞く。その先生が、「い…

夢見る力

昨日は日本語科2年3年生を連れて、東風HONDAの自動車工場見学をさせていただいた。これは元々キャノン武漢支社長Tさんが武漢には、キャノンの工場がなく見学ができないからとHONDAをご紹介くださり実現したものだ。まずここにあるご厚意に感謝したい。 キャ…

喜従天降

喜びが天から降りて来る。と蜘蛛を見て思う人は少ないでしょう。でも、目の前にス、スーッと下りてくる蜘蛛の糸と、その細き糸一本に身を委ねる、潔く美しい見事な芸当に対して羨望は感じないでもないですね。 何を慶んでいるのかと言うと、年末年始にちょっ…

三都物語

日曜日、4年生・天女のLさんとハルピン出身Zさんと一緒にピザを食べに行った。誕生日にといいつつ、互いにいろいろあって延び延びになっていた。 Lさんも日本留学を経て、大企業の面接を堂々受けたり、いつの間にか逞しい国際人になっている。成績優秀・Zさ…

久しき思い

me

今の中国生活での楽しみは人との交流や、仕事上の苦労と喜びの中、旅での見聞になどの中にあるが、昔何が私を引き付けたかと言うことをちょっとだけ。 それは、中国の怪しい物語。六朝時代に書かれた「捜神記」など志怪小説集に始まる中国古典小説の世界。中…

灰心

みぞれ交じりの冷たい雨。宜昌では雪になったとか。武漢も白い雪に変るかもしれません。 こんなときに限ってまた電磁器具が壊れた(>鍋物(ってか、一鍋でできる料理)を作ったりしていたのだけれど・・・灰心(がっくり)。 来週土曜日(16日)から22日まで新宿…

古い映画のポスター

art

この冬は去年に比べて気合の入れ方が足りないのか、暖房のない教室の寒さがこたえる。手をすりながら授業をしていたのだろう。1年男子が「電暖宝」をプレゼントしてくれた。電気の湯たんぽみたいなもの。真っ直ぐに差し出された箱の中に詰まったあったかな気…

堂々の位置

寒さが身に滲みてきた。 パン屋さんに寄る。すでに顔を覚えられている。「あちらの人はどんなものを食べるんですか」と尋ねられた。「パンを食べたり、ご飯も食べます。似たようなものですよ。あ、でもこのパンはありません。」といって「肉でんぶ(肉松)パ…

どうも・・・らしい

先週、お知り合いに声をかけられミクシィのあるコミュニティに登録した。インターネット現象には多少興味がある。しかし、意外にも世間を狭くする道具のようにも感じた。情報収集には役に立ちそうだということもわかった。ミクシィのページは前からもってい…

1週間の終わりと冬の始まり

今日は日本語能力試験が行われた。全世界で53万人が受験、そのうちの21万人約40%が中国での受験者だそうだ。今年は比較的楽だったと学生に聞いた。日本語学科にとっては、持ってて当然の世界だけにプレシャーも大きい。ここで私は受験指導はしていないが、0…

ふしぎな小旅行

昨日、IWGのクリスマスパーティが漢口のホリディインで開かれ、参加した。12月のクリスマスの雰囲気を味わって、少々ずれた1年の体内時計を戻そうという気持ちが少しあった。 5名の日本人女性と同じテーブルに座ったが、皆さん企業派遣のご主人について来ら…

中原に鹿を追わず

中国の真ん中で1人仕事をし、あるいは何かを進めようとするとき、どうしても関門を越えたり、小さい対決を片付けていかねばならず、ふと何かと戦っているような気にもなる。孫子・上策の洗練を理想としつつ(笑)、受ける小さい傷は、身体に少しずつ溜まって…

中国の外国人

授業を終えて食堂に寄ると、隣に座った黒人の留学生がにっこり。 タンザニアから修士を取りに留学してきたそうで、この大学にはタンザニア人留学生だけで50人いるそうだ。アフリカからの学生は英語が上手だが、あちらの大学では全て英語で授業が行われるのだ…

日本語科研究室ツアー

このところ気温が下がってお天気の悪かったが、薄日が射してきた。 今週は試験週間。もしも1年生の授業がなかったら、9日間の休みとなり、重慶へでもでも出かけたところだろう。 日本語科の先生たちの多くが授業がないため余裕。そのため、昨日は研究室上げ…

公務員試験とアヒルのたまご

今日の予定も全てキャンセルして蟄居。おかげで熱も頭痛もなくなった。 新聞を読んで、目に留まった記事で、ビジュアルに訴えるのは、昨日行われた国家公務員試験、傘の花がまるでモザイク画のように画面を埋めている。 湖北省で23800人が受け、倍率は43倍。…

喜洋洋 歩歩高 

喜び溢れ、日々向上していく。最初の曲は中国側のこの曲。 昨日の午後は冷たい雨の中、近くの華中師範大学で行われた、日中音楽交流コンサートを聴きに行った。日本側は福島県尺八演奏家の人たち。武漢市は大分市と友好都市、湖北省と福島県も友好姉妹の関係…

Happy Birthday to me.  

おめでとう自分。 すでにたくさんの祝福をもらった。宴は前後数日予定されているが、それだけに、小さく静かに自分に言う時間をと思う。 今年はちょっと記念すべき年。日本で生まれてこの年に中国で過ごすバースディ。滔滔と流れる長江の側で過ごす時間。呼…

つなぐ仕事

本日午後、第2回日本文化講座ということで、キャノン武漢支社支社長T氏をお招きしてご講演いただいた。テーマは「日本の企業文化」ということで一時間に渡ってお話しいただき、30分の質疑応答時間を設けた。会場からは盛んな質問が飛び時間を超過してしまっ…

今日は何の日?

お昼に戻ると外が賑やか。フロントのお姉さんに今日は何があるのか聞くと、北京大学、清華大学といった全国主要大学の学長、後勤集団のお偉方約600人が一同に会して全国後勤集団20周年記念の会議が開かれているという。 後勤集団というのは各大学の食堂や大…

仕立て屋の老板娘(ラオバンニャン)

お昼を食べた後、1人で大学の市場の仕立て屋さんに寄った。 先週の日曜日、来週私のほしい黒の生地が入るから寄ってといわれていた。冬支度のズボンがほしい。なかなか外に買いに出るのも面倒だし、9月のパーティの時、外事処の先生がとても上品な中国服をお…

宝物

お昼、今度AIESECのインターンシップで日本にいく3年生Cさんに相談に乗ってほしいといわれていたので、2年生のLさんも一緒に火鍋を食べてきた。中国では鍋物は一年中あるがやっぱり寒い季節が美味しい。 AIESECは国際的学生組織、若き日のクリントン大統領、…

お昼の楽しみ

大学が黄金の森、昨年の雨のない晩秋に比べると色鮮やかで美しい。 今年は教育部(日本の文科省に相当)の検査が入るということで、使用教材リストを作成したり、学生の提出物、成績等きちんとした管理をしておかなければならない。前年までは最終的な点数を…

就職説明会

午前中4時間の授業を済ませ、色づいた並木道、待ち合わせ場所に急ぐ。H君が上海で勤務する日系企業の就職説明会のために大学に帰ってきた。長身に紺色の背広がよく似合う。 彼の働く日系企業は日本の大学生にも人気企業で、中国全土に系列会社が133、今年は…