中国の外国人

授業を終えて食堂に寄ると、隣に座った黒人の留学生がにっこり。
 タンザニアから修士を取りに留学してきたそうで、この大学にはタンザニア人留学生だけで50人いるそうだ。アフリカからの学生は英語が上手だが、あちらの大学では全て英語で授業が行われるのだそうだ。彼らの大学はアフリカでトップ5の大学で国費留学生なのだとも言っていた。
「違いはなんといっても中国は人が多いこと。僕らの国では人はあまりいませんから(笑)」と言うので、思わず、広々とした草原を想像してしまったが、帽子をかぶり重ね着もしているけれど、これからの寒さは辛いでしょうね。食べ終わると「謝謝」と手を振って去って行った。
 誕生日にはKarenさんもメールをくれた。Thanks-givingをお母さんのところで過ごし、ESLの学生に教え、1月から大学に戻ってすこし勉強もするということ。
 彼女と一緒に行った旅行の一枚一枚の写真には微笑みが一杯。春節の北京、「中華はあきた」と言う彼女のため、じゃぁ、中国外交部(外務省)の近くなら何かあるのじゃと闇雲に行って美味しいマレーシア料理を見つけて2人大満足。三峡下りの船から見上げた星降る夜も、楚の都荊州の長江岸の夕暮れも、自転車での武漢も・・・小さい冒険があり、ウィットに富んだ会話におなかを抱えた。予想もしなかった外国人同士の出会いも、中国生活を彩ってくれる。
 中国の外国人。そういえば、外国人歌合戦とか、中国語の上手な外国人の出るTV番組をよく見かけるが、日本でも一昔前そうでしたね。