2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

みかん・きんかん・音感

四川省のみかんにオレンジミバエが繁殖したとかで、食べてはいけないとの情報が流れたが、湖北省のみかんは大丈夫だそうです。四川省は今年様々な被害に見舞われ当事者の苦労はいかばかりか。 みかん忌避が、今年の湖北省の豊作のみかんの売れ行きに影響して…

「千年の祈り」

雨は物憂いいたみにも似て…。荷物が届いていますよと促されてキャンパス内の郵便センターに取りに行った。夏に帰国された某老師がお菓子やコーヒーなど送ってくださったのだ。宝船。箱を開けて嬉や、ご当地の和菓子。さすが一粒に込められた丁寧さが違う。感…

思いを致す

2年前お部屋の掃除に来てくれていたシャオリュウが「後勤集団10周年記念演芸会」のチケットを取ってくれたので今夜見てきた。後勤集団とは大学内のホテル・食堂・スーパー、施設設備を管理・運営(経営)する組織。10周年のお祝いだから、清華大や北京大の後…

教師の仕事

中国の外交官養成のための大学外交学院の大学院に合格した4年生のJ君から丁寧なお礼のメールをもらった。 学生に願うは、日中の交流の場で教養人として恥じない日本語力と広い視野で物を見てもらうこと。言葉を教えながらも、その下に込めて授業をしているも…

うその見つけ方

昨日お昼、博士課程先輩たちと指導教官の4人で創業街のピザのお店に行った。わざわざ「西洋料理店」へ行ったのに、皆さんのオーダーはやや洋風ともいえなくは無いが中華のセットメニュー。イタリアから取り寄せた窯も、武漢には珍しい素敵なお店の雰囲気も偉…

雨の色

朝、中国語の勉強に行き、そのまま空き教室で課題の薩丕爾の「語言学的科学地位」という論文、つまりEdward Sapirの”The Status of Linguistics as a Science”を読んだ。古典的なものの一つ。英語ですよ。最近読むのは中国語だったから、回路がつながらない…

ニュース尽くし

このところ気温28度もある武漢。昨夜は今日の6時間分の授業の準備をしてベッドに入ったが暫くして暑くて目が覚めた。と、なんだかおなかがすいてしまってみかんを食べながら、たまった新聞を読んでしまった。そんなわけで、拾い読み少々。 1.亀山テレビ塔新…

平凡好人

映画監督の謝晋監督が亡くなったそうです。享年85歳。 追悼のつもりで監督の「牧馬人」を見ながら書いています。また、以前、この謝晋監督のことをブログに書いたことがありますのでよかったらご覧ください。「謝晋と幾米」 今日は疲れて仕事もはかどらない…

もとの一歩

遠足に出たくなるような秋空。寒くも無く暑くもない。午後になってやっと風邪が抜けてきたかなと思える。 午後、武漢ホンダからM副社長ご一行4名の方が日本語学科にお見えになり、ホンダ中国人職員の日本派遣事前日本語研修についてご相談があった。これは先…

熟成

今夜から一年生の日本語の授業も始まった。先週末、雨の中、友達を連れて武漢を歩いたので、やや風邪をひいたので仕事第一にとこのところ休息をとっていた。友人はヒューザーの弁護団に入るような、お金儲けに走らない弁護士。土曜の雨の後は、青空に恵まれ…

時に之を習う

午前中4時間もある中文系の院の「西欧言語学理論」の授業にでた。休み時間、中国語の「着」や「過」はアスペクトではないか、であれば「詞尾」ということもでき、これらの使用が拡大している現在、グリムの「言語発展三段階論」の3つ目の仮説は中国語におい…

今夜の幸せ

夕方宿舎に戻ると、アメリカ人の先生二人が立ち話。ハーイと言って立ち去ろうとすると、女のR先生が、最近お香か何かいい香りがするんだけれど、なにか炊いている?といわれるので、いいえ特別にはなにもと答える。東京の家ではユーカリやサンダルウッドなど…

新居へ

披露宴が終わって日本語科研究室の先生方と皆で新居に行くことになった。これもひとつの風習だそうだ。 キャンパス内の教職員アパート。金木犀の花が黄色に香り、戸口では朝、新郎が迎えに行って爆竹を鳴らした後が赤くはじけて散らばっている。 部屋は2階…

百年好合

招待状に書かれた時間は11時18分。8の音が‘発’と聞こえ縁起が好いという。連休最終日の今日は0先生の結婚式だった。中国ではこの国慶節の休みに結婚する人が多いので、ここ1週間はリボンと花に飾られた車をたくさん見かけた。 湖畔の赤いホテル。章さんは露…

東湖の岸にて

湖を薄墨色にして雨が降る。雨は肩や足を濡らして容赦ない。東湖の傍でタクシーを待つ。人を見送って一人たつ、湖の岸。 昨日の夕方から、上海のりけん老師とその相方さんが湖北の旅の最終目的として会いに着てくださった。今日のお昼は湖の傍のレストランで…