東湖の岸にて

湖を薄墨色にして雨が降る。雨は肩や足を濡らして容赦ない。東湖の傍でタクシーを待つ。人を見送って一人たつ、湖の岸。
昨日の夕方から、上海のりけん老師とその相方さんが湖北の旅の最終目的として会いに着てくださった。今日のお昼は湖の傍のレストランで雨に煙る東湖を見ながらお食事。そして2人を見送ったあとのタクシーはなかなか捕まらなかった。
地方TVの記者をやめ、上海で雑誌編集などをして活躍中のりけん老師、相方さんはデザイナー。息のあったお二人といろいろと楽しくお話をした。2人の背中の後ろに08年洗練の上海がみえるよう。きっと上海でもよし、日本でもよし、面白いもの、きれいなものを見つけて発信していかれることでしょう。
上海にしても、武漢にしても、今、動きを止めることのない街。さて、次はどこでお目にかかれるかな。
雨に打たれて揺れる柳。人を見送るには湖の傍、雨の中もまたよし。