うその見つけ方

昨日お昼、博士課程先輩たちと指導教官の4人で創業街のピザのお店に行った。わざわざ「西洋料理店」へ行ったのに、皆さんのオーダーはやや洋風ともいえなくは無いが中華のセットメニュー。イタリアから取り寄せた窯も、武漢には珍しい素敵なお店の雰囲気も偉大なる中華料理の前にはひれ伏すしかないようだ。
せっかくだから、ピザをひとつとり、私のスパゲティミートソースを少しずつお分けして、お味はと聞くと香港の大学にいるCLさんでさえ、「うーん、食べ慣れない」。まして況や教官おや。「お漬物はないか?」
かつ、Yさんと博論について激論、激論、激論だから、大学内の中華レストランでよかったのじゃぁ。
司法への応用も言語学の重要な分野とされているが、湖南省の警察大学助教授であるYさんの研究領域は「うそ」。警察官はどうやって嘘を見破るか、そんなことを会話分析しているそうだ。
英語で白い嘘というと罪のない嘘だが、日本語では真っ赤な嘘というのは虚構の嘘、中国国語では嘘に色はないですねというと喜んでくれた。
昨日はYさんのおごりだった。職場が清算してくれるそうで、CLさんも学位をとれば、深せんの大学で月給1万元になる。有名大新卒が武漢で2500元ぐらいであることを思えば、月収25万と100万円の差。大学の先生はますます豊かになっていく。

ここ3日間、華中師範大学で開催されている「中国当代漢語学会」に誘ってもらったが、今週は仕事に加え、夜9時すぎに及ぶCLさんの発表会もあって、集中力は使い果たした。寄る年波に勝てず一休みのうさぎ。yさんから入許証を譲ってもらったので明日天気がよかったら最終日を聞きに行こうかな…。