テレビ塔など

mklasohi2006-12-25

昨日のイブは仲のいい学生と亀山のテレビ塔の周りや漢正街を回った。その辺まで地下鉄でもできたらおそらく20分程度の距離だが、バスに乗って渋滞の道では1時間ほどかかった。亀山には去年春にも行ったことがあるが、テレビ塔は補修中だったので、もうそろそろ武漢を一望できるのでは、と期待して行ったのだが、一部、塗りかえが済み、広告を取り替え中なだけで、全面改修にはまだ数ヶ月かかるという。
 ただ高台なので、塔に登らなくとも、12月と思えないほど暖かな陽だまりから長江にかかる大橋が霞んで見渡せた。
 古琴台側から登ると曹操など三国志の英雄たちの像が山稜伝いに並んでいる。今回楽しかったのは、ロープウェイ。 普通ロープウェイといえば山の上とふもとを結ぶものと相場が決まっているが、そのまま古ぼけたアパートの上を通りこし、小さい川の上を飛び越えて、漢口側の漢正街に立つビルの中の7階に着くのだ。こんなロープウェイに乗ったのは初めて。実はテレビ塔の後、「再説長江」紹介されていたこの漢正街に行ってみかったので、バスに乗り換えて行くつもりだった。バスではきっとかなり時間がかかったことだろう。小高い山から、古 い建物や川を越していきなり着くのだから超法規的エスケープみたいで嬉しかった。
  漢正街は浅草合羽橋に似ている。コックさんの制服なども売っているし、大量にものを買う人がいて、運ぶ人がいて、がちゃがちゃと、お世辞にもきれいとは言い難いが、それはそれで味のある街だ。江漢路などのおしゃれな通りがイブの夜は店が閉まることはないと言われているのと対照的に、6時にはどんどん店じまい。閉まった店の前で裸電球の下、トランプをしている人もいた。いくら温かい12月とはいえ、夜、外でトランプをする日本人はいないでしょうねぇ。人の多さなどは、目黒の酉の市を思いださせた。
 小さい冒険の楽しい夜だった。