千里の外

夏の飛行機代が国際交流センターからバックされてきた。なんだかお金持ちになった気分。(小さいお金持ち)
シアトルのアメリカ人の友人から近況を知らせる長いメールをもらった。― 東南アジアやイラク、アフリカなどからの難民/移民のための学校の校長的立場になって日々12時間の仕事を愛しながら頑張っているのよ。台湾のJのアドレスを教えてね ―とも。
 Jは台湾のミサイル研究者。― 毎日同じ研究所通いだからM(私)が羨ましい ―とメールをくれた。2人のメールが時を同じくして私のメールボックスに並んでいる。一生の友達にはどこで巡りあうかわからない。同じ秋の夜長に互いのことを思い出していることがある。
 武漢でもきっと一生の友人と思える人たちにも出あった。学生はどんどん大人になっていく。日本語の質問も受けるけれど、生活の悩みや、将来のことを相談しに会いにきてくれる。この一言が大きな影響を与えるとしたら、などとも考える。
 我送你離開 千里之外 ・・・天涯之外 你是否還在 琴声何来 生死難猜  用一生去等待  
あなたが千里の外に旅立つのを見送った 天涯の遠く あなたが今もそこにいるかどうか、琴の音はどこから聞こえてくるのか 生死さえわかり難き この一生を以ってあなたに会える日を待とう
楊君から送ってもらった周傑倫の新曲「千里之外」を聞きつつ夜が更ける。