聖ソフィア教堂

mklasohi2005-07-13

国家重点文物(重要文化財)の一つ、1907年に建てられ、幾たびか修理が加えられ、今は教会ではなく、ハルピンの古い写真の展示館となっている。乾隆帝の時代の寒村から、ロシアと中国合作で東清鉄道を敷き、日本が満鉄を推し進めた頃、国際都市として大いに賑わった頃のハルピン約200年の歴史が壁にかかっている。
かわいがってくれた大叔母がすんでいた頃のハルピンが、目の前に見えてくる。大叔母は自分自身に子どもがなく、庭にロシア人の子ども、日本人の子ども、中国人の子どもが遊びに来て、まるで国際的な幼稚園みたいだったと、幼いときに話してくれた。その声が私をここまで連れてきたと思う。ソフィア教会にも来ただろう、ハルピン駅、昨日行った秋林(チューリン)百貨店にも買い物に行ったんだろうな。どこに住んでいたのか、大叔母はもう30年近く前に亡くなったし、祖母も母ももういないので、誰にも聞く人がいないが、彼女の歩いた道を探すようにして写真展を見た。