鏡泊湖

行ってきました。
鏡泊湖は国家AAAA級旅遊地で、国家指導者の避暑地でもあるらしく、葉剣英の碑、トウ小平の名づけた宿、劉少奇の小道などある。実際、昨日は朱鎔基前総理もやって来たとのことだった。大学や会社の保養施設も並び、ちょっと山中湖な雰囲気。湖自体火山の溶岩流によって堰き止められてできた湖なので富士五湖とその形成も同じ、南北45kmの大きな湖を遊覧船から眺めると毛沢東が眠る横顔といわれる「毛公山」も見える。
山登りには参加しなかったが、皆さんに親切にしていただき、滝へ行ったり、湖の周りを散歩したりして、のんびり過ごしやっと風邪も抜けた。 先生たちは学校行事では泳ぐことが禁じられているということで、女の先生たちが、スカートや短パンが濡れるのもかまわず、水際で波に足をつけて、はしゃぐ姿を見るのは楽しかった。
「ツエィハオ、カァカァメイ」（ハルピンの方言で「本当に素晴らしい、とても美しい」）

牡丹江市は東満州の省都。以前教えてたことのある中国残留孤児の人たちもこの辺で親とはぐれ、育った人が多くいただろう・・・
中国で受ける親切と歴史の「時」の断裂が見上げる青空に吸い込まれていく。