襄陽の旅―志存高遠

mklasohi2012-05-09

                         
メーデーのお休みに引き続き、今週1週間の試験休み中なので、一泊で襄陽に行ってきました。数年前までは襄攀と呼ばれていたところ。諸葛孔明の故郷でもあり、城壁とお堀の残るよい街でした。

当初、せっかくなので2泊ぐらいで成都にお茶でも飲みに行こうかとおもっていたのですが、宿まで予約したのになんと切符が買えず、断念。結局、武漢から、中国の新幹線(動車組)で2時間ちょっとで行ける古城の襄陽にしました。以前この町出身の学生もいたので一度行ってみたいと思っていました。



           
この地図でお濠で囲まれた町の様子がおわかりになるでしょう。

こじんまりとした町で、特に、昭明台と呼ばれる鼓楼から臨漢門までの通りが清朝の建物などが残っていて本物の味がしました。また、駅から車で20分ぐらいのところにあるトウ城址も、今は跡形もなく風になびく一面の麦畑。
なのに、そういうものがあったところと感じるのが、荊州の紀南城の草のはらの城壁と相通じています。
つわものどもの夢のあと…。


「志存高遠」は、諸葛孔明三顧の礼で有名な古隆中の祠で見た額の文字。
…志、高く遠きに存す。   臥龍のお知恵を拝借したいものですね。

たった一泊でも普段の生活と違う場所にいるとまるで3-4日旅にでてきたような遥かさを感じます。古いものから漂う時間のずれがそうさせるのかもしれません…。


城壁の下がレストランになっていて、始業前の体操をしている人たちがいました。