犬も歩けば

mklasohi2007-12-16

午後湖北美術学院の展示を見に行った。日本の写真展や、手塚治さんの原画展、湖北省へのODA紹介展示などなど。また、浴衣の試着撮影会があり、知り合いの奥様方がこの冬空の下、屋内とは言え浴衣姿で行列の人たちに心を込めて着せていらっしゃったのには頭が下がりました。どうもお疲れ様でした。
一緒に行った男子学生たちも写真を撮り終わってさぁ帰ろうとしたところ、参観中の市民のおじさんに唐突にも「日本人ですか?日本のことがいろいろ知りたいのですが」と声をかけられた。学生に浴衣を着せていたところなどを見ていたようだ。
日本人は株をやりますか?最初の質問は意図がつかめなかった。趣味で株をされているそうだ。私はなぜか曽祖父が株屋で会社を一夜にして無くしたことを思い出し、かつバブルを経験して日本人は慎重になったことなどを話した。それからも質問は続く、日本人から見た中国とは、中国に来る前と来てからの印象の変化は、日本人はどのくらい中国のことを知っているのか…と言ったことを次から次へと質問された。
おそらく15分は話していただろう。受けているうちに他にも来場の数名の男女、うちの学生も耳を傾けている。皆さん日本展に来られるくらいだから、大変好意的で敏感な問題の説明もうなずいて聞いてくださった。
これは思っても見なかったジャパンウィークのちっちゃな民間交流のようなもので、こんな風にすんなり受け取ってくれる人たちがいることが嬉しかった。昨日は日本留学経験のある方に懐かしそうに声をかけられた。
犬も歩けば棒に当たる。外にでれば、風も吹くけれど、様々な方々にも会うことができるのです。

  さて、この武漢からの小さい発信に対してアクセスがいつの間にか10万を越えました。ご来場?ありがとうございます。