昨夜の一番人気は

湖北省外国人専門家局主催の毎年恒例クリスマスコンサートが開かれた。集まった「老外（外国人）」、会場6−7割は占めていただろう。
前日1時頃まで授業準備、朝8時から4時間の授業をこなした身としては、外国人向けに暖められたコンサートホールは揺りかごのようで、前半眠ってしまった。が、中国古典音楽から新疆の民間歌曲、踊り、合唱･･･とさまざまで楽しめる内容だった。ただ今年は京劇院による武戯などの2幕が用意されていたため、開場から3時間半は皆、さすがに長いと感じたようだ。
一番人気は京劇　白蛇伝の一幕「盗庫銀」とピアノ協奏曲「黄河」で盛んな拍手や賞賛の声が上がった。この「盗庫銀」は青蛇の化身が悪徳知事のためこんだ銀を仲間と盗み出し、追っ手の投げる槍を手や足で跳ね返す立ち回りが見事、プロの技。
今回は「黄河」（写真）に一票かな。オーケストラ部分がエレクトーンだったが、いまのエレクトーンはティンパニの音などいろいろな楽器の雰囲気をかなり出せるんですね。次はぜひ本物のオーケストラで聴きたい。
12月10日にピアノの貴公子・李雲迪が武漢にきている。音楽ファン陶酔、掌声雷動（われるような拍手）だったよう。行きたかったが化身が3人ぐらいないと仕事などを投げ飛ばしては行けなかった。
今回で3回目のクリスマスコンサート、聴きながらいろんな方と過ごした3年の出来事が心に温かく去来した。