戻るものと戻らぬもの

あちこちからの温かい援助の手が差し伸べられて被災地にも届き始めていることでしょう。午後の1年生の授業でも学生会担当の学生が募金を呼びかけていたので、私も少し募金させてもらった。これからも人の集まる市場や住宅地の入り口などに、募金箱や衣類の寄付のための箱が用意されるとのこと。そうして、救われ、復旧していくものと、永遠に戻らぬものの2つがあることが悲しい。ことに帰ってこない子どもたちのいることは。
四川省出身のCLさんのところの安否を尋ねたあと、ふと普通語クラスで一緒だった「四川省君」のことを思い出して自宅等大丈夫だったか尋ねてみた。家は大丈夫だったようだが、連絡が取れない友達がいて心配しているとのこと。そして今日は大勢のクラスメートと一緒に魯巷広場で行われている献血行ってきたそうだ。中には、400ccの献血で立ちくらみがしてそのまましばらく休んでいた友達もいるらしいが、ものすごい人が献血に詰め掛けていてその支援の気持ちが感動的だったと話してくれた。
愛国主義ではくらくらしたが、本来熱い気持ちの人たちの熱い血はこんなときにも使われるのだ。私は病気を経てから献血ができなくなってしまったが、A型とO型の血が足りないのだそうです。
それぞれ何かできることがあるかもしれませんね。