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もつべきものは

昨日は地下鉄に乗って、黄浦江を渡って塘橋へ。上海在住04年華科大入学の学生が私の歓迎会を兼ねて、3度めの結婚披露宴をそこのシェラトンホテルで開いてくれた。上海在住同級生は全部で4人。お父さんになって可愛い男の子を抱いてきたO君、マイクロソフトを…

紅娘

紅娘と書いて「ホンニャン」。才子とお嬢様を結びつける可愛いお伴の女性。京劇などで演じられている。仲人と訳すにはちょっと可愛すぎる。恋のキューピッド。夕べの卒業生の披露宴で3年ぶりに、新婦OさんとそのクラスメイトのZさんに会った。 2人ともきれい…

浄几明窓

今日はいいお天気!それだけでとっても気持ちがいいです。さっき服務員さんが3人来て部屋の掃除をしてくれました。机の上が本や資料で汚くてあきれたでしょう。新しく来た2人の服務員さんは友好的で、「わたしたちより共通語上手じゃないですか」とか言って…

偸得浮生半日閑

ちょっと浮世をのがれて、しばしのんびり。武漢大学にできたコーヒーの飲めるお店。学生たちの談笑の中でお茶の時間を過ごしました。雨の日は、雨の日の過ごし方。 店に置かれたノートに、「卒業後、妻になった彼女と久しぶりに大学を訪れた。2歳の娘が大き…

青春はピリパラと鳴る

卒業関係行事がいろいろあったり、テストの採点などで多忙なのですが、忘れないうちに今夜の送別会のことなどを。4年生のために3年生が企画する、日本語学科のアットホームな年中行事です。わたしも数えて7回目。瞬きする間に過ぎて行った時間。 プログラム…

来福

昨日大学の外の八百屋さんに行くと、野菜台の下に猫のスフインクスが置いてあった。 (笑)というのは冗談で、猫写真強化月間最終日を飾るにふさわしく、八百屋さんの猫。 名前を聞くと「小米米(シヤオミーミー)」。(ミーは口に米)いままで聴いた名前も…

受け付け

どちらかといえばわんこ派ですが、今月は「猫写真強化月間」です。 と、そんなわけではなくて、市場では猫とよく出くわします。ねずみがでるかららしいです。この日は、自動車学校の申し込みを担当。 「駕校」は自動車学校、「人和」は学校名、「報名」は申…

常在花間

「常在花間、活到九十九」 常に花の間にあれば、九十九歳まで生きられる。中国にはそんんな言葉があって、庭師の方は長生きだそうです。 今日は花ではありませんが、花のように美しい緑に囲まれる季節になりました。 これはモクレンの木。あれほどの赤紫の花…

 「給力(geiliゲイリー)」

中国語の新語と言えばなんといっても「給力(geiliゲイリー)」。 先月の春節晩会でも司会者が使用、最近ではCMなどでも使われている。もとは東北方言とか古語だとか各種の説あり。日本のアニメ西遊記の翻訳で「和尚さん、これが天竺?なんだか不給力(が…

胡の馬 くうを駆ける

中文系の作文課を聴講した。昨日は作文のための「観察」ということがテーマ。 例文として出されたのが、杜甫の「房兵曹の胡馬」の五言律詩。胡馬大宛名 鋒稜痩骨成 竹批雙耳峻 風入四蹄輕 所向無空闊 真堪托死生 驍騰有如此 万里可横行大宛の名のある胡馬は…

秋老虎

いろいろとやることもあって、更新がすこし滞りましたが…。秋老虎(秋の虎)と呼ばれる残暑が居座って暑い。20日ごろまで34-35度の暑さが続くそうです。 昨夜は女子学生Xさん、Fさんと夕食をともにした。Xさんは今年の卒業生だが、大学院の再受験で孤独と受…

美・楽・福

やっと雨はやみました。けれどお日様は朝ちょっと顔を見せただけで雲のうち。ドラマ「老大的幸福」で「肩が凝った時、頭で字を書くとよい」と「兄貴」が若者たちに教えるシーンがあります。 書く文字は「美・楽(簡体字)・福」。それで気がついたのですが、…

冷笑(ロンシャオ)

「冷笑」=「日本語の「嘲笑、さげすむ笑い」の意味ではなく、「寒い笑い話」の意味で、ネットにもいろいろ上がっている。先週の日曜日、学生たちと夜、散歩に出かけた時、死銭を焼く火を怖がる学生がいたので、(って実は霊感が強めの私もですが)、じゃ、笑…

ことばと智恵

「中国語言民俗」(陳克編著1993年天津人民出版社)を読んでいると、「現代漢語辞典」の中で、さんずいの漢字700字、くさかんむり、木へんそれぞれ600余り、獣偏、牛、鳥の部首300余り、糸編300あまりで、これが中国人の伝統社会の主な生活内容であるとあっ…

ゆき

予報通りの雪。市場に一斉に、たくさんの防寒用具が売りにだされ、私も手袋を買った。 オバマ米大統領が中国訪問中。12日に、米大使館から、そのオバマの表記を「欧巴馬」に統一すると発表があった。が、CCTVでもインターネットでもまだ「奥巴馬」を使っ…

打水(ダーシュイ)

打水とかいて「うちみず」ではなくて、水を汲むということ。 中国語の「打」には打つとか殴るだけでなく多くの意味がある。「汲む」に近い意味の用法に「打醤油」がある。元は瓶を持ってお醤油を買いに行くことだが、お笑いから語義の拡張が始まって「路過(…

一本の草

柔らかき春の到来。 日曜日、日中音楽会というのが大学で開かれ、そこで日本の古い歌曲を聞いた。作詞は白秋や藤村などだ。 それでちょっと読みたくなって時間のあるとき「青空文庫」を見てみると、藤村の「あけぼの」という詩にあたった。そして中国の人が…

リンリンさんに聞いてみよう

授業が終わると「冷死了(寒くて死にそう)」とか「凍死了(凍えちゃう)」という声が聞こえてくる。29度からまた一気に3度。多くの市民が「瑟瑟発抖」ぶるぶる震えたと新聞に表現されている。雨の中並木道を家に帰る道、変なクラクションの車に犬が吠えて、…

ビビアンリー

博士友人の研究アンケートに協力するため、アンケート用紙を見ると、 問6.「映画『タイタニック』を友だちに勧められたが、実はその映画より《魂断藍橋》のほうがあなたは好き。そのときどう答えるか」というのがあった。彼女の研究は「間接否定」を語用論…

睹物思人

旅装を調えはじめるようにアマゾンで研究関連の本を注文した。睹物思人(ドゥウスーレン)。それを見ると、それにまつわる人を思い出す。たとえばその人が使っていたコーヒーカップを見て、その人のことを思い出す。そんな意味。 アメリカ人・画家ワイエスが…

一日一冏

今日は別の中文系の別の教授のサロンに行って来た。尉遅(ユーチー)教授のところは日曜日にも勉強されるのだ。 「中国語史データ構築のための漢字バンク開発」という計算言語学のお話で、すでに1.金文図片字庫 2.今昔文字鏡 3.華東師範大小篆字庫 4…

頼れる味方

この間、PCの修理に出したとき、何か部品を抜き取られる恐れもあるからとS君が2時間も修理屋さんで見張ってくれていたのだが、やっぱりやられたのか、拡声器に繋げば音はでるが、PCから直接音が出なくなった。声を無くした私の哀れなカナリア。 その代わりで…

土曜の夜の向こうへ 

関門はまた新たに立ち現れてくるものだ…策を弄せず、自分ができることとできないことを分けて考え、誠実に今週はまた一つなんとか対処したつもりだけれど…。 そんな週末の夕方、久しぶりに楊君と自転車に乗って世界のオフィスを目指す光谷創業街や彼の母校の…

千回さがして

パソコンの電源接続が悪いなぁと思っていたら、週末全く通電しなくなった。昨日いつものようにS君にS0Sした。校内の修理店と広阜屯のパソコンセンターを回ってくれ、ある店は800元といい、ある店は150元でも治るかどうかわからないと言われたそうだ。2時間か…

HSK

博士進学に際して要求されたのはHSK8級(ビジネスレベル)だった。入学してとってもいいと言われていたが、今まで受けたことがなかったので、4月のHSK2週間前にとりあえず受けてみようと申し込んだ。4月には高等試験があったのでそちらにした。 結果は総合…

百感交集(複雑なきもち)

磨山ちかくの水上レストラン、そのあたりの村には農家料理(農家菜))と名のついたお店もいくつかある。自転車を飛ばしていたら道の途中に店の塀に沿ってたたみ一枚ぐらいの大きさの看板が幾枚も並んでいる。 かなり写実的な牛の絵、その周りにトマトや青菜…

しょうがなくてPC用語

果たして雪が降った。降った雪は午後には融けだして今はところどころに残っている。 USBを教室のPCに差し込むたびにウィルス感染し、家のPCに持って帰るといつも探知が働いて「キャーッ」と悲鳴がし、デリットしていたのだが、最近、その悲鳴が途絶え、しか…

ワッサイ

お昼の北京電視台のニュースで、黒ゴマが髪を黒くするので販売高が上がっているが、白ごまに着色したものを黒ゴマと称して売っている悪徳業者いるのでご注意と言っていた。先日はスーパーで期限切れで捨てられた肉を農民が拾って帰り、一部は自分で食べ、一…

愛を語る普通語(プートンホア)

火曜日は朝8時の日本語の授業に始まり、夜9時過ぎの聴講に終わる長い一日。昨夜は先生の特別サービス?9時20分まで長引き、帰宅して授業準備がある身には辛かった。火曜日聴講しているのは「語彙論」と夜の「普通話」。 中国は広く、方言が大きく分けて10種…

燭光晩餐

男子学生2人に手伝ってもらっておとといやっと荷物を部屋に仕舞いいれた。 田舎に帰らずバイトをしていたS君は1つしか開いてなかった学食の食事にうんざりのようだし、荷物運びのお礼に学校の外の湖南省家庭料理でご馳走した。彼の妹さんはおにいちゃんを大…