ことばと智恵

mklasohi2009-12-16

「中国語言民俗」(陳克編著1993年天津人民出版社)を読んでいると、「現代漢語辞典」の中で、さんずいの漢字700字、くさかんむり、木へんそれぞれ600余り、獣偏、牛、鳥の部首300余り、糸編300あまりで、これが中国人の伝統社会の主な生活内容であるとあって、人と水、中国と長江や黄河の流れの付き合いの深さ、そこにいる動植物を見る思いがした。草木の名前は日本人のほうが敏感ですね。季語とともにある国民性ですもの。

仕事も例によって、年末までのカウントダウン。日本語科忘年会のため1年生の劇のシナリオを書き、練習、3年生は新聞作成…と昨日は8時間授業でした。毎年何か新しいものに目を向けることと並行して粛々と変わらず続けていくことと、その両方大事だと思っています。

そんなわけで明日は、
お知らせ
武漢理工大学客員教授の中本先生をお呼びしてご講演いただきます。中本先生は文藝春秋の編集者でいらした方で、山本周五郎など流行作家の方との交友関係もおありだったそうです。学生のみならず大人の方が聞いても面白い話をしていただけることと期待しています。ご興味のある方は、華中科技大学科技楼南109号室へ、明日、18日午後4時いらしてください。

また恒例華中科技大学日本語学科忘年会は29日夜6時15分から教工活動センターで行います。日本語劇今年はコスプレもあります。こちらもどうぞお出でください。場所がおわかりにならなければ学生たちにお迎えに行かせます。

同学、友人、大学関係。人との会食も増えてくる季節…。良い人ツインズからもお誘いメールをもらった。帰国前に、たまに支援しえているご家庭にも小さいプレゼントを持っていきたいなぁ…と考え中。

吃一塹、長一智。一度つまづけば、それだけ利口になる。けれど、道高一尺、魔高一丈。一定の成果があれば、前面にまた越えるべき魔・困難がやってくる。
争いの血でさえ、水を以て血を洗う。吾今水を以て血を洗う、また善なるかな(吾今以水洗血、不亦善乎)」(旧唐書)…
私が好きなイメージ。水に流す。長江に流す

人々が伝える言葉の中にはたくさんの智慧がありますね。