青春はピリパラと鳴る

mklasohi2011-06-17

卒業関係行事がいろいろあったり、テストの採点などで多忙なのですが、忘れないうちに今夜の送別会のことなどを。

4年生のために3年生が企画する、日本語学科のアットホームな年中行事です。わたしも数えて7回目。瞬きする間に過ぎて行った時間。
プログラムは時代を反映して、動画による「思い出のアルバム」や、一人ひとりの進路報告、先生たちの贈ることば、在校生の歌などの3時間。今年は、3年生全員での詩の朗読も。それはいつも美しい文章を書くY君の作で、最後の一句が特に印象的だった。

「青春在劈里啪啦地響」青春はピリパラと響く。

「劈里啪啦」は普通、爆竹などがぱちぱちとかパンパン鳴る音。つまり擬声語。ここは雨の音であり、青春が、雨のようにパラパラ跳ねて響く、と言う豊かで新鮮な表現。

今年の卒業生は進路もほぼ確定いるため、私も「得手に帆をあげてさぁ船出」と、そんな気持ちで見守っていたのに、ふと4年生を見ると、
3年前の会で、泣いていた私に、「先生泣かないで、私たちがいます!」と慰めてくれた学生が、今度は送られる側に立っている。
わぁ、ダメだ。
涙はピリパラと…。窓のそとの雨も時折やんではまた強く降っている。