Guys


昨日は中南民族大学で、「わたしと武漢と社会言語学と」と題してお話しをしてきました。
民族大の学生さんたちにもアンケート調査などでお世話になり、前から言われつつ、お断りしてきたので武漢を離れる前にお礼の気持ちを表そうと…。


武漢語には拐子(グアイズ)=兄貴、若いお兄さん、という言葉があるのですが、
それは、漢口の英米租界の外国人たちがつかっていたGUYSが、武漢語に残ったものという説があります。「水貨」でニセモノ、武漢語が普通語に入った例です。
「皇」や「宮」、「尊」の文字を使った店や、高級マンションが増えてきていて、命名の「再封建化」が起こっていることなどなど、私が武漢やことばから社会を知るということを楽しんできた道筋をいろいろお話しました。
不思議と民族大には知り合いが多く、武漢大とならんで訪れる機会が何度もありました。

8年半、いろいろなことが起きて、そのたび困ったり、驚いたりもしましたが、いやいや、この期に及んでというようなことも、相変わらず何か毎日起こるのですが、最近の青空に浮かぶ白い雲のように、のんしゃらん。一個ずつ越えていくだけ、という感じでしょうか。

このところ武漢らしい、暑さ35度です。
けれど、人も、土地もその人らしさ、その土地らしさってやっぱりいいな、と思います。