低調から好調

月曜日、転んで擦りむいたところはヨードチンキを塗り(薬局ですすめられた)、打った肋骨は漢方スプレーとトクホンでだいぶ治ってきました。

中国の新しいリーダーが決まりましたが、なぜか居間で付けていたTVが「動物大世界」で(笑)、個人的にはあまり政治に関心がないのですが、上海のYJ君の言によると、

習近平氏は「太子党に属していて、党内の敵はやや少ない、ひととなりは平和で控え目(低調)。一般大衆も当然、彼がどんな人なのか、また貧富の差や官僚腐敗、住宅、教育、医療問題…を解決できるかについて関心を持っている。エリートたちは来年10月までには彼が新しい政策を打ち出すことはないだろうなと見ている。押し並べて、彼に対する期待も大きいしプレッシャーも大きい。」ということ。(原文中国語)

ここでは「低調」が性格を表す言葉として使われていた。意味は「控えめ」。日本語だと「不振」とか「ぱっとしない」などの意ですね。百科によれば、ネットの流行りことばとある。もちろん20世紀の文学者茅盾 や郭末若などの使用例は「低い調子」とか「悲惨」とか日本語の意味に近い。

武漢晩報」でも人気女優姚晨がニュージーランドで17日に「低調大婚(じみ婚?をあげる予定)」とか、趙忠祥という「言行一直低調(言行が謙虚)」な司会者が5億元で豪華一戸建てを買ったと書かれています。「微博」で「低調」を検索したら89,541,219例も。確かにはやっていますね。

転んだり、このところ日本語「低調」な私ですが、低調のあとはきっと「好調」でしょう。
今のところ「好調」という言葉は中国語にないようですが、流行らせて見ようかな〜。 大好調、絶好調とか。