境界をこえる
日曜日にも日本語の学会に行ってきました。論文を載せていただいた日本語ジェンダー学会の年次大会です。
「ジェンダー」とみて、ウーマンリブと想像される方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではなくて、「日本語」の特徴のひとつ、
男女の言葉の違い、「ことばの性差」を考えるのが目的。
「能とジェンダー」とか、「傾聴とジェンダー」といったテーマで能研究専門家、コミュニケーション学の先生のご発表などがあり、学際的で面白かったです。21世紀は傾聴の時代、話がうまい人ではなくて、聞くことが上手な人が重要になるそうです。
また今年、日本語教育の大御所佐々木瑞枝先生から会長のバトンを渡されたハワイ大学教授レイノルズ・秋葉・かつえ先生が。「Border crossing(境界越え)」が強く望まれている21世紀とおっしゃっていました。
言語学はつねにほかの学問を栄養にボーダーを越えてきたと思います。塀の上に座って眺めると見える景色も変わるでしょう。
鯉の泳ぐ池。中国にある池より水がきれいでした。
目白は大学・大学院時代下落合に住んでいたので、懐かしくもあり護国寺まで歩きました。