アモイの旅から

mklasohi2011-11-24

アモイからもどってからも授業などでなにやらバタバタしていてアモイの旅をつづるのが遅くなりました。
あ、さて。


18日、アモイ到着は雨の中。台風のようで乗ったタクシーも水しぶきをあげて走りましたし、運転手さんともいきなり、「集美大学まで」「そんな大学知らん」「えー、アモイの有名大学の一つでしょう。この地図のこちら」…「知らんもんは知らん…」「どうしてそんなことさえ知らない人が、空港で客待ちをするの!!」「外からの出稼ぎだからさぁ…」とタクシーの中も荒れる台風。
タクシー物語が続く中国生活。なぜかと言えば、日本のように行き先を告げれるだけで済む試しなし。やれやれ。


自分の発表は、2-3回練習したので、中国語による発表でしたが、なんとか時間内に。反対意見もでたのですが、ソウル大学の韓国人研究者の方にが、「中国人の先生のいうことにも一理あるけれど、私もあなたと同じような観察を見ています」と同意してもらいました。いわば傾向予測なので、さぁ今後の動きを見て行きたいものです。



場所は集美大学。

シンガポールで車のゴムで巨額の財産を築いた陳嘉庚という華僑の方が創設した大学。1961年に亡くなっていますが、毛沢東からも「華僑旗幟、民族光輝」と民族の幟をたて光輝かせた華僑だと偉業を称えられた人。集美学村と言われるその一帯に、大学だけでなく中学校などいろいろな学校を寄付、重点大学の一つアモイ大学も創設した人です。今回ご一緒した日本からいらした先生方と見物しながら「お金の正しい使い方をした人だ」という話しになりました。


集美スクールビレッジの散策はじつは3日目21日の午前でしたが、ここに並べて写真をアップしておきます。学会終了と同時に雨も上がり、空が青く、陳氏のこどもたちへの贈り物である教育環境がとても美しく青空に映え、気持ちも晴れやかになりました。




ご一緒した先生方の後ろ姿。