物売りの声

新聞によると、先週日曜、国家公務員試験会場としてこの大学はごった返したらようです。私は漢口泊まったので何も知りませんでした。国家公務員1.6万人募集のところ全国で100万人以上が試験を受け(湖北省で3万4千人受験)、そのうちの8千数百人がこの大学の会場に詰めかけ、食堂も入れないほどの受験生だったようです。

先週土曜日の午前中、漢口へ行く前に、資料をダウンロードさせていただきに日本語学科の先生のお宅にお邪魔した時のこと(私の部屋からは図書館の電子資料がダウンロードできません)、ふと聞こえてきた声に耳を澄ましました。
「ショウーボランレィ(収破爛例)〜」(例ではなく口編」と聞こえます。

聞くと廃品回収の声で、昔懐かしい「金魚〜へ、きんぎょ」とか「とーふ、とーふ」と同じいわゆる「物売りの声」でした。
中国語では「吆喝」yaohe声。とても澄んだきれいな響きです。
そして次に、「収破爛勒ッ」最後のおとが「レッ」とも「ネッ」ともつかぬ音。個人差もあるようですが、女性は優美に伸ばし、男声は短く切る、そういう違いがあるようです。

こんなことが私の観察の楽しみ。犬も歩けば棒にあたるではありませんが、言葉は本の中ではなく生きた社会にあるのだなぁと。やはり「社区」の中は私の住むゲストハウスと違って人々の生活の場です。

ところで、水の街・武漢では秋冬、レンコンがとてもおいしい。ほとんど毎日食べています。