2009-01-01から1年間の記事一覧

お見舞+もりだくさん

昨日は東湖のほとりの梨園医院に学生のお見舞いに行った。クラス委員の学生と一緒。入院した学生は飛び級で大学に入った。1年生の時から、あどけなさの残る可愛い学生だった、もちろん今もそう。 班長さんから少し精神に問題をきたして入院したと聞いて、び…

長江ナイトクルーズ

ゆうべの十六夜の過ごし方は、中国人の友人がとってくれた長江ナイトクルーズ。 「武漢市各界代表…ご招待」で、フェリーなら1.5元で乗れるところが、一人100元の豪華船だった。隅田川屋形船…そんな感じ。 お知り合いにお譲りしようとしたが、御都合が悪くな…

美雨的練習題

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今日は十六夜。十五夜お月さんより美しい月が見られるかもしれません。昨日も月が出てから、ふとしたお知り合いの他学部教授御一家に呼んでもらって、月餅を一緒に食べました。 が、いつも遊んでいる訳ではありません。進む道、戦わずして勝つが上策。けれど…

国慶節の過ごし方

今日は新中国成立60周年記念日。TVでは朝9時半から長安街を胡錦涛主席が紅旗に乗ってがミサイルや戦車の解放軍の戦士に「同志們、辛苦了(ドンジーメン、シンクーラ)」(同志の皆さん、ご苦労様です)と声をかける。 今や「同志」という呼びかけは、冗談…

ターメンゾウラア

部屋の前のキンモクセイの木からいい香りが漂う季節になった。また1年たった。中国に来て1年1年の時間の流れがあまりに早く、去年のこと、もっと前のこと、この木を見上げた人のこと、一緒にどこかでキンモクセイの下の道を歩いた人のこと、丸い月を一緒に見…

やれやれ一休み

さすがに今日はつかれてゴロゴロしてました。明日もその予定。走ってばかりはいられませんもん。 昨日、南京大橋の長江は、車窓からちらりと眺めた。私の席は窓側だったのだが、電車に乗り込むとと30代ぐらいの女性が先に陣取っていて、「電車に酔いやすいか…

南京大学

南京大学に来ています。無事研究会が終わり、あすはほとんどトンボ帰りで武漢に戻ります。去年3月、香港で中国社会言語学会に参加し、斯界の大御所・徐大明先生と隣り合わせに座る機会を得、日本の社会言語学者友定先生とおひき合わせしたいとお話ししたこと…

元気です&お知らせ

ばたばたしていて、更新を怠っていますが、元気です。残念なのはせっかく県立広島大学教授友定賢治先生をお迎えしているのに武漢のお天気がぱっとしないことですね。そんなわけで、来週月曜日(9月21日)と火曜日(9月22日)の2日間、友定賢治先生に、院生・…

チキンスープ

風邪で休むこと2日。昨日は熱もあって苦しかった。お昼は日本語科の先生からお弁当や果物を差し入れていただき、その後、上海から留学のことで相談に戻った卒業生と院生が2人で大きな壺に入ったスープを持ってきてくれた。 市場にあるスープ専門店の鶏湯。つ…

セピア色の、そして熱っぽく…

中国語で発表資料をまとめ中。今週も教師節、授業、ご依頼事とかに囲まれて、武漢生活らしい日々を過ごしました。 本性のんびり屋が災いして、いまや火急の執筆態勢。火のように、情熱的に?というのか、この忙しさに風邪の神様に憑りつかれました。けれど仕…

裸足

今朝は外を箒で掃く音で目覚めた。魔女たちの集会…ではなくて、そう、気温がちょっと下がって森の大学では木の葉が落ち始めたのだ。秋の開始の音。ざー、ざー、ざ。昨日、お隣の大学の主任から、日本の名文を推薦してくれと頼まれていて本のお貸しする2回目…

チベットの青空を思いながら

武漢は36度。本格的に授業も始まり、東キャンパスまで歩くと汗びっしょりになった。武漢も明日からは秋の気が入りこみ、まずは30度まで下がり、次第に秋に向かうそうです。 感動したこと。 授業で久しぶり、学生たちと会い、東京で撮った写真などを見せて夏…

也愛武漢(イエアイウーハン)

穴を掘って涼んでいたような東京の夏から一変、武漢のいつもの、そしていつもよりまして忙しい生活が始まってしまった。なかなかブログを書く余裕がなく、ちょっと気が抜けましたが。 ポストオリンピック(オリンピックが過ぎて)の「鳥の巣」は、あの開会式…

我愛北京

我愛北京(ウォアイペイジン)。I love Beijing. 北京はまるで昔愛した人。会えるだけで嬉しく、すっかり武漢のことなど忘れて走り出して懐に飛び込みたくなる、そんな感じ。 おそらく若い私が初めて感じた中国の気配がまだどことなく残っているからだろう。…

板藍根

昨日、武漢に戻りました。 戻ってPCを開けるや外事処から翻訳チェック依頼が待っていた。お帰りなさい。メールや電話も受けて、やれやれ学期開始の心地なれ、です。 それから電話で話しをした日本人のお友達も、日本語学科の先生も咳をごほごほ。新型イン…

北京へ

明日北京へ向います。北京大学で2日間、日中対照言語学セミナーがあるので参加し、そして31日に武漢へ。 北京の到着時刻が遅いのでおかしいなと思ってネットで調べてみてやっとわかった。上海経由の北京行き。武漢のチケットオフィスからは何の説明もなかっ…

穴堀名人

東京も数日暑かったけれど、先週、武漢は38度だったそうです。 今朝は「地震緊急速報」を初めて見ました。昨日は夕立だし、地震、雷・・・。 家のわんこは雷が怖いのでべったり寄ってきて離れない。雷が去ってから寝てしまった。犬の夢は野原を駆け巡る。足が動…

Tokyo 電車−感想

映画を見ての帰り、電車。おお同胞の皆さん。やや小ぶりだけど、お行儀がよくて、おしゃれ。カールしたツケまつげにお人形系の装いの若い女性。可愛い。けど、見る雑誌などによってトータルなおしゃれにいくつかのパターンがありあそう。自由主義国の選ばれ…

本橋成一監督

友だちに昨日夜8時から本橋監督のトークショーがありますよといわれて、その監督作品「バオバブの記憶」鑑賞とともに見に行って来た。夜8時の池袋。 この記録映画はアフリカ・セネガルで何千年も生きるバオバブの木の下で撮影されている。落花生を植えても、…

夕暮れときどき真面目に

本国では散逸し、日本伝わり残った文献もある。 方言調査を引率された教授からそんな資料が日本の内閣文庫にあるから頼みたいと言われていた。書籍名は「南宋孝宗乾道己丑五年建寧府黃三八郎書鋪刊本宋本廣韻」。公文書館へ問い合わせてみると意外にも複製が…

川の見える

昨日、友人の住む高層マンションへ遊びに行った。59階建ての38階。なかなか高級感のある暮らし。 今のところ日本最高の高さだそう。隣の高層が眼前に迫るけれどそれを含めても余りある眺望。 ミニチュアの街、四季折々、雷や雨の日、空の色を眺めたくなる。…

庭仕事

久々に家に戻って、久々に小さい庭を見る。仕事をしつつ、庭仕事にも精を出していたことを思い出す。日当たりがよくて、天上の青・ブンリーブルーを咲かせたり、11月まで白い夕顔が咲いて通りがかりの方と話し込んだことも。黄色いバラ、ヘルマン・ヘッセの…

2009年夏の終わり

東京に戻り数日目。昨日は歌舞伎に行った。演目は、真景累ヶ淵と船弁慶。8月納涼歌舞伎のため、前者は怪談ものだった。涼しや、涼し。 怪談、ホラーの類は苦手なので普段見ないが、今回は歌舞伎座さよなら公演ということで、1ヶ月以上前から友人にチケット確…

“叔叔、里面有毒マ?”

最近夜になるととても眠くて更新をさぼっていました。6日の午前中、武漢の公務員になったかわいいCさんから誘われ、武昌区のある社区(団地)で行われた子どもエコ教室に行ってきた。日本では環境系の知り合いも多く、私自身も興味があるし、普段の生活の中…

新鮮で、そして懐かしい

夕方久しぶりに散歩。キャンパス内を歩いても緑が気持ちよいばかり。日本もだそうですが、このところ武漢も涼しい。土曜日、スポンサーのホンダさんにお誘いを受け、日本女子ユースのサッカーの試合を見てきた。漢口でスポーツ観戦。新鮮な感覚でもあり、懐…

晩ご飯@徐東

6月は宴会の季節だったが、7月は比較的地味な食生活。 が、1週間ぐらい一年生の班長さんの男子学生から度々誘いを受けていた。「先生レストランでアルバイトしています。食べに来てください」と。ここ2−3年ボランティアやアルバイトなど社会実践することを…

仕事魂

鮭、納豆、冷ややっこ、そうめん、熱いみぞれ蕎麦、たまごかけご飯… 一時帰国が近づいてくると、やっぱり夢見るは親しい人の顔とならんであるいはそれより先に(笑)おいしい食べ物。 大学の中の食べ物も十分美味しい。武漢の辛い料理も好き。けれども、帰国…

馬応龍の目「薬」とエコな記事

昨日目が痛かったので、そうだ!と薬局に行って、2−3日前「楚天金報」でみた広告の品はないかと尋ねた。 中国の学者・思想家で白話文(口語文)を提唱した胡適がアメリカプリンストン東方研究所での徹夜の漢籍研究中にも目に隈が出来なかったのは「馬応龍の…

ほとりに立って

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今日は10年生き延びた記念日だから、長江を見に行きたいと思った。それも自転車を1時間以上も走らせて。が、目を使いすぎて、頭痛、長江のほとりまでいくことは諦めた。 たどりつけずとも確かに自分の中にあるその河の流れ。目を閉じれば、その大きな流れを…

5分間の闇夜

あいにく昨日の午前8時半から9時半の間の武漢はうす曇りでしたが、雲の切れ間から500年に一度の出会いを体験することができました。場所は、武漢大学の外国語学院、中国語用論学会の真っ最中。参加の研究者全員に観測用グラスが配られ、小学生に戻った気分で…