也愛武漢(イエアイウーハン)

穴を掘って涼んでいたような東京の夏から一変、武漢のいつもの、そしていつもよりまして忙しい生活が始まってしまった。

なかなかブログを書く余裕がなく、ちょっと気が抜けましたが。
ポストオリンピック(オリンピックが過ぎて)の「鳥の巣」は、あの開会式のTV放送の時の現代中国の贅沢を凝縮したような威容をすでに感じることはなく、閑古鳥の巣のよう目には映った。近くの「水立方」国家水泳センターなどもタクシーの中から見る限りにおいては、代々木の丹下健三設計の東京オリンピック競技場ほど異彩を感じなかった。
曇り空の下のせいなのか、ひとえに海水浴客がいなくなった秋の海に同じ、なのか。

運転手さんに聞くと、ここ数年の北京の変化は緑化が進んだこと、幾つかの汚染のもとの工場が閉鎖され空気が少し綺麗になったこと、公共意識が確かに向上したこと、などだそう。
私はこの北京なまりを聞くと嬉しくなる。いまの中国語は北京語がもとになっているが、実は本当の本場の北京語は普通語より児化(アルホア)や捲舌音と息もれがひどくて、武漢4年生の私には武漢訛りより少し聞き取りにくい。運転手さんに私はどこの人かあててみてというと「うーん、台湾か、浙江省あたりか、南方の人でしょう」と言われた(笑)。

傍を走るタクシーの多くが韓国の現代(ヒュンダイ)自動車で驚いた。聞くと北京ヒュンダイ社長とタクシー会社の社長に大きな関係(コネ)があるからだと言っていた。ふーん。北京に韓国の車が走る。
確かに北京はタクシーの運転手さんも街の人も武漢に比べるとずいぶん親切だった。胡同から北京大学への運転手さんも目的地を気長に探してくれたし、またの用があれば呼んでくくださいと名刺も渡された。
武漢だと面倒になると橋の前やらトンネルの前で下りろなどと言い出すから、普段そう人と争わない方だと思うけれど、「それは何事!」と交戦することしばしば。武漢ではかなりプリミティブな人間の姿が楽しめます(?)

北京大学での写真を2枚。卒業生で北京大院生のPBBさんにはお世話になりました。


                            



ところで武漢の「愛魚」銀ちゃんもおかげさまで元気です。お世話する相手も多いです。昨日はネット調査を各所にお願いして、夕方はちょっと大学の裏山(丘程度)に上りました。体力アップとダイエット。日本でまた太ってしまったし。三日坊主って声も聞こえないでもありませんが。

そろそろ今日の予定を始めなきゃ、終わらない。