庭仕事


久々に家に戻って、久々に小さい庭を見る。仕事をしつつ、庭仕事にも精を出していたことを思い出す。日当たりがよくて、天上の青・ブンリーブルーを咲かせたり、11月まで白い夕顔が咲いて通りがかりの方と話し込んだことも。黄色いバラ、ヘルマン・ヘッセの「庭仕事の愉しみ」の挿絵に同じ花を見つけたことも。けれど、ハーブはどうもだめだった。ラベンダーも、ローズマリーも、簡単といわれるミントさえうまくいかなかった。
それはどういうことかというと、どんなに愛情を注いでも根を張ることもないことがあるということ。
その香りや姿を懐かしみながらそれはそれとして…。
庭に下ろした白い紫陽花は大木になった。「いつか木になれ(笑)」と投げた枇杷の種も垣根を越えた。
武漢の生活には観葉植物一つないが、金魚鉢の中に魚の「小銀」(和名銀ちゃん)がいる。服務員さんに「水汲み」をお願いしてきた。

久々しばし犬とおもちゃを投げて遊ぶ。
銀ちゃんのためには「かつぶし」を買って帰ろうと思う。