チキンスープ

風邪で休むこと2日。昨日は熱もあって苦しかった。お昼は日本語科の先生からお弁当や果物を差し入れていただき、その後、上海から留学のことで相談に戻った卒業生と院生が2人で大きな壺に入ったスープを持ってきてくれた。
市場にあるスープ専門店の鶏湯。つまりチキンスープ。よく煮込まれ、少し黄濁ししている。中には鶏のぶつ切り、春雨、白いんげん豆、棗、高麗ニンジン、生姜が入っている。アツアツ。熱の後の胃にやさしい。

冬の寒い朝などキャンベルのチキンスープを温めて食べるのが好きだった。思い出もある。チキンスープは人を温め元気づけてくれる。夜も目が覚めてからこの鶏のスープを失った水分補給に温めて飲んだ。

朝起きるとかなり元気になっていた。この4年半授業を休んだことがまずなかったから、学生たちからお見舞いメールがたくさん来た。昨日は頭痛で返事をするのもつらかったけれど、「ありがとう、みんなも気をつけてね」と返えし、最低やっておかなくてはいけないことを済ませては横になった。

今日はかなりよくなったとは言え、外出はしたくなかったから、3年生の言葉に甘えてお豆腐や椎茸を買ってきてもらった。
で、今夜は自分で「酸辣湯(スワンラータン)」を作った。文字通り酸っぱくて辛いスープ。でも今夜は辛さは控え目。たっぷりのお豆腐と椎茸入り。酸味が食欲をそそる。とろみのついたスープはのど越しがよくて、美味。せっかく4人も来てくれたけれど風邪を移したくないので1人で作って1人で食べた。

人にできるだけ迷惑をかけないというのが日本人の考え方。こういうときに頼りもしないのは水くさいと思うのが中国的考え方。
風邪の日は中国で暮らしていてよかったなと思う。

さぁ、あしたからは平常運転…hopefully。