2005-01-01から1年間の記事一覧

武漢で考えること

10月は何かと心を虚しくしていたら、魔物に入り込まれそうになった。目を通すべき本も多いし、ぼんやりしている暇などないと言い聞かせる。

朝の出来事

日曜日の朝、足元が寒いのでヒーターをつけたら、天井の蛍光灯から火花が飛んで、見ていたTVも消えてしまった。 週末の朝は、「旅遊衛視Ch」の「老片場」という番組で、昔の中国映画をやっている。小津安二郎とはいわないけれども同じような白黒、画面の構成…

生きていて本を買う

温かいバスタブに浸かるのが幸せな夜、日本人だなぁと思う。 今日は久しぶりに歩いて光谷書店(大きなブックセンター)まで行く。中国で出版された教科書の比較を少しやりたいからだが、日本で日本語の教科書を買うと1冊位しか買えない値段で9冊も買えて嬉し…

秋は駆け足

昨日の夜から寒くなるとは聞いていたが、今朝まだ暗い内にあまりの寒さにブルブルッと震えて目が覚めた。布団を引っ張り出して来てかけ、また一眠り。 すずかけの木たちも色を変え始め、雨も降って、濡れた道に黄色い木の葉が映っている。 長かった一週間、…

かなりマニアックかな

晩い午後と夜2つの授業があるが、午前中、時間が少しあったので、Karenさんたちと、この大学で開かれた国際会議と名のついたシンポジウムを少し聞きに行った。 名称は“Science and Human Spirit From the Postmodern Perspectives”(ポストモダンの視点から見…

疲れの理由

疲れの理由はこのところいろんな人の思いを吸収したり、自分の感情の水たまりに浸かってたせいもある。 例えば、日本へ留学する同室の仲良しを送って寂しい学生。彼女たちのブログには、「目覚ましが鳴ると思い出し、また、鳴って思い出し、起き上がって思い…

飛んだ!

北京時間10月12日午前9時(日本時間本日10時)神舟6号が空へと火を噴きながら昇っていった。 今日はいわば研究日で休み、朝の8時のニュースをつけるといくつもの局が特別番組に切り替わっている。今回の有人飛行の宇宙飛行士は費俊龍(41歳)、聶海勝(40歳…

地球の一日

日本は3連休でしたか。いろいろな連休の過ごし方があったことでしょう。 こちらは国慶節が終わって息の長い1週間。Karen先生から「もうすでにいっぱいいっぱい、近々湖の側のティーハウスにでも行きましょう」とメールが来た。彼女は科学系博士課程の学生に…

宇宙飛行

一週間ぶりの仕事、今日はTVを全然つけなかった。目下気になるのは中国の2番目の有人ロケット神舟6号がいつ発射されるのかということ。 ロケットは甘粛省酒泉の東風スペースセンターの発射台にすでに装着され、4日以内には飛び立つ予定のはず。一昨年の有人1…

2005年秋の空

人生にそう何度もない青空。今日はそんな言葉が浮かぶ気持ちの良い秋の日です。 布団を干し、全部の窓を開けて、風を入れ込む。お日さまの力は偉大です。 今日は、見た映画のこと、新聞で目にしたことなど書こうかと思いましたが、久しぶりのこのただただ爽…

「堕落」と堕落の間

アメリカ人の先生たちからの花火のお誘いを断って、延び延びになっていた4年生との「堕落」(笑)の約束を果たすv。

ね、羊の絵を描いて

風邪を引いて里心ついて?日本にいる友人に長電話。国際電話の請求がこわいが、いつも同じ暖かさで受けてくれるのが嬉しい。熱もないし、元気なのですが、外は曇り空で寒く外出する気がしない。あったかくして仕事を少しする。 別の友人から「日課のようにブ…

荊州城

武漢から西へバスで片道4時間、5000年の昔の楚文化発祥の地でもあり、春秋戦国時代からすでに長江中流域の交通、物流の中心地として栄えた街・荊州へ行ってきた。 ここは三国時代の呉、蜀、魏の中心に位置し、後、劉備が東の守りとして、関羽に守らせた歴史…

国慶節快楽!(おめでとう)

明日から国慶節で7日間のお休みです。 近場へ出かけ一晩泊まり、2日の晩に戻って来ます。

美しい話

いよいよO先生が日本へ旅立つ。次に会えるのは冬の東京だろうか。 なぜ他の国の言語を学ぶのか。それには、さまざまな理由があるだろう。0先生にその訳を何気なく聞いたのはBEYONDのコンサートへ向かう車の中、答えは思いもよらぬものだった。O先生の許可を…

中国の不思議な役人

1年生の授業も始まった。彼らの白紙の頭脳に、「こんにちは・・・ありがとう・・・終わりましょう」と、書き込む・・。 夕方、相互学習の意味も含めて3年生3人と読書会。そのあと、彼らと校門の近くにある新疆ラーメンのお店にいく。女の人はまるでカルメン…

風に吹かれて

明日の授業は8時からなので今夜の内にコピーを取ってと、自転車を走らせると夜風が冷たい。 今週ははじまったばかりだが、土曜日から一週間、国慶節のお休みとなり、中国全土が休みになる。どこへ行きますかと聞かれ、うーん、夏休みに中国の数都市を巡った…

入り口に立つ人

1年生の軍事訓練も今週で終わり、例によって国慶節明けからと、おとといまで聞いていた授業が、突如、来週火曜から始まることになった。(教科書が入荷されているかな。)柔軟な行事計画‐ランダムイベント‐には個人的には慣れたけど、オリンピックとか大丈夫…

武漢の外国人女性の会

カナダ人の先生に誘っていただいて、アメリカ人の先生、ご主人とシリアから来られた先生の4人でタクシーに乗り込みInternational Women's Meeting に行ってきた。(帰りは一人でショッピングをして帰る) 「外国人女性の会」といっても漢口のホテルでの気楽…

水曜日は休みの日

のんび〜り、ぼんやりする時間も好き、だがやるべきことも多い。 今年の3年生作文指導はかれらの水準が高くて指導項目をはしょれる。ことに小説家志望の学生がいて、旅を書いても、いきいきと美しいし、自己紹介も、飛び込み台からプールへ弧を描く姿を見て…

メモ

文体 中国で出版された日本語作文教科書を横並びに比較していると、文豪たちの文体について評価を加えているものを目にした。(「新編日語写作−日本語で文章を書こう」王軍彦編著・上海外語教育出版社) 「夏目漱石・・・漢語調や低回趣味・対比表現が見られ…

中国の大学改革

国際交流センター主催の中秋パーティは、湖畔のゴージャスなホテルで行われた。先立つ会合でのセンター長の挨拶も印象に残った。 この大学も、「人材強国」を目指す中国の大学改革の波に乗り、2000年に4つの大学、2つの学院を統合して、新しく生まれ変わった…

科挙の国

パーティーを抜け出し見に行った、静かな湖畔に登った金色の月のことは、心にスケッチ。 そんな夜も終わって、エアコンの入った教室だと学生もやる気を盛り返している。2年生の会話クラスでは、次のロールプレイのために、レベルの高い会話を覚えてくるよう…

円満な月

中秋節に家族揃って月のように丸い月餅を食べるのが、中国の十五夜の過ごし方。美しい月夜の晩に家族や親しい人たちが集まり食事をし、互いの健康を祈ったり、遠く離れて暮らす人に電話やメールをしたり、このような“親しい人を思い合う行事”はいいものだ。…

苦い涙

海南友子監督「にがい涙の大地から」という旧日本軍が遺棄した毒ガス兵器の問題を扱ったドキュメンタリーがあることは、東京にいるジャーナリストの友人から聞き、見たいと思っていた。偶然、今朝のCCTV4で見ることができた。 「戦争が終わって60年。中国の…

Once in a blue moon

週末はどこで・・・と思っていたら、いくつものお誘いをうけ、なんとかスケジューリングをしたところ、 夕方になって、国際交流センターから「新しい外国人教師も多く、18日夜は中秋パーティーを開きますので、必ず出席を」と言ってきた。センター長のご挨拶…

わたしの仕事

明日からの大学院の講義ノートを作る。しかし、極力講義的な部分は減らし、院生たちに如何に自ら思考し、動いてもらうかを考えるのが自分の仕事と思っている。 院生4名全員が将来、大学などの高等教育機関での日本語教育を志望しているため、彼らの日本語4つ…

月夜の計画

週末は中秋の名月。 18日に一緒に月餅を食べましょうというお誘いをいただいているが、土曜(17日)の晩はどこでお月見をしようか考えている。というのも中央電視台(CCTV4、CCTV9)が、黄鶴楼から全世界に向けて「中秋の夕べ」というテレビ番組の生中継を予…

半月の夜

授業を終えて、夕食。その後、日本語研究室へ行った。招待所はブロードバンドになったはずだが、どうも接続が不安定だし、研究室ではNHKの国際放送が見られるということだったからだが、夏休みに切れて以来、繋がっていないと言う。 ぼんやりしていたら、9.1…

早起き鳥

火曜日は8時からの授業が入っている。どちらかというと夜型人間なので、先学期は次の時間帯(10時10分)からにしていただいていたが、さわやかな朝もいいと思って引き受けた。この大学の授業は朝の8時から、夜も選択の授業なら9時まである。だから、学期が始…