飛んだ!

北京時間10月12日午前9時(日本時間本日10時)神舟6号が空へと火を噴きながら昇っていった。
今日はいわば研究日で休み、朝の8時のニュースをつけるといくつもの局が特別番組に切り替わっている。今回の有人飛行の宇宙飛行士は費俊龍(41歳)、聶海勝(40歳)。聶さんは武漢のある湖北省出身。
 朝5時の甘粛省酒泉の天候はなんと雪。マーチングバンドに送られ宇宙服を着て手を振る飛行士に雪が降りかかる。リラックスして自信に満ちた表情ですねと人気アナウンサーがコメントするが、こんな表情で乗り込むには厳しくていかなる危機にも備える強い精神的鍛錬もあったのだろう。8時には胡錦涛主席もコントロールセンターに現われ発射の時間を待っている。カウントダウン・・・「発射」は中国語では「点火」英語と同じですね。
 ロケットが一段一段切り離されるたびに歓声が上がる。どれだけ多くの人の力を結集した結果なんだろう。昔、天文少女、ここ数日、やや心身の疲れを感じていたが、神舟号が空へ放ってくれる気分。温家宝総理の激励は「祖国と人民はあなた方の勝利の帰還を期待している」と結ばれている。