生きていて本を買う

温かいバスタブに浸かるのが幸せな夜、日本人だなぁと思う。
今日は久しぶりに歩いて光谷書店(大きなブックセンター)まで行く。中国で出版された教科書の比較を少しやりたいからだが、日本で日本語の教科書を買うと1冊位しか買えない値段で9冊も買えて嬉しい。VIPカードを作ってもらい、1割引になって164元(2300円程度)。でもこのカード、誕生日を聞かれるから何かなと思うと、可愛い射手座の女の子の絵がついている。なんだかわかんないなぁこの趣味。
 1時間ほど休んで図書館に行き、日本語関係の雑誌を読む。部屋にいると一人でいても、お茶が飲みたいとか、神舟6号の帰還はいつだろうとか、何かと誘惑が多いが、図書館では集中できるのであっという間に9時。
 今日は、漱石の「硝子戸の中」の句を思い出す日。
 あるほどの菊投げいれよ 棺の中

やはり「硝子戸の中」は読んだ漱石の作品の中でいちばん好きな作品です。
青空文庫のおかげでネットでも読むことができます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/760_14940.html