科挙の国

パーティーを抜け出し見に行った、静かな湖畔に登った金色の月のことは、心にスケッチ。
 そんな夜も終わって、エアコンの入った教室だと学生もやる気を盛り返している。2年生の会話クラスでは、次のロールプレイのために、レベルの高い会話を覚えてくるよう宿題に出した。
ここの学生は受験競争を勝ち抜いてきた若者たちなので、マゾヒスッテックなまでに?暗記が得意である。科挙の国だなと思う。ただ想像力を必要とするストーリー作りなどになるととたんに「何も思い浮かびません」状態になる学生がでてくる。変化球も投げ返せるようにしたいが、それはまたぼちぼち行こう。 人それぞれ得意技は違う。その得意技で日本語の水がめの水を増やし、溢れさせたい。