月夜の計画

週末は中秋の名月
18日に一緒に月餅を食べましょうというお誘いをいただいているが、土曜(17日)の晩はどこでお月見をしようか考えている。というのも中央電視台(CCTV4、CCTV9)が、黄鶴楼から全世界に向けて「中秋の夕べ」というテレビ番組の生中継を予定しているからだ。
長江南岸に立つ黄鶴楼は李白ら多くの詩人たちが訪れ、詩に詠んだことでも有名だが、楼閣そのものは度々修築、清の光緒年間にも火事にあい、現在のものは1985年に立て替えられたもの。それでも楼閣の上から長江を眺めると李白の見たのもこの流れだったかという思いがしてくる。ここからもバスで30分ほどで行ける。
長江の上では花火が上がり、朝天門号という船からその模様を伝え、本土と台湾を結んで内外の芸能人による歌や踊りの競演、ピアノ演奏など予定されているようだ。台湾の歌手・童安格などの名前も見える。お祭り騒ぎの黄鶴楼や長江というのも思い出に残るだろう。隅田川の花火大会みたいかしらん。
 しかし、本来の趣味からいくと、東湖(長江の東、武昌のど真ん中に広がる大きな大きな湖)の上に登る月を眺めにいく方が静かで美しいと感じるだろうな。