メモ

文体
中国で出版された日本語作文教科書を横並びに比較していると、文豪たちの文体について評価を加えているものを目にした。(「新編日語写作−日本語で文章を書こう」王軍彦編著・上海外語教育出版社)
夏目漱石・・・漢語調や低回趣味・対比表現が見られる。 谷崎潤一郎・・・冗漫型で、平安期の作品を思わせる。芥川龍之介―比喩や警句に満ちた表現で、現実を鋭くえぐる。志賀直哉・・・・きびきびした端的型の文章が多い」うん。「川端康成― 論理を越えた、吐き出すような文が新鮮な感覚を与える」お。「太宰治―型破りの口調の中に傷ついた魂への語りかけが見える」ん。 
川端康成を読み返したくなりますよね。評自体がなんだか論理を越えているような。

メモ
東京から送ってもらった雑誌にあったミラノの画廊のオーナーからの建築家・安藤忠雄への質問。
 Qコンテンポラリーカルチャーを代表する一人としてエレガンスをどのように定義づけますか。 
 A 精神の「強さ」ということでしょうか。