2012-01-01から1年間の記事一覧

魂が行き来する道筋

半袖でもいい日が続いていますが、並木の木は色を変えはじめている。 学生たちの作文の宿題は集めた時から私の宿題となり、ここ2日チェックをするのに深夜までかかりやや疲れました。 ところで、昨日、2コマ続きの授業の休み時間になろうかとした時、教室の…

きえゆく門、消えゆく町

昨日、久しぶりに武漢大学方面にでかけてきました。 洋品店には「日本製品を買うな」と書いた垂れ幕がおそらく先月かけたまま、下がっていましたが、群光広場の日本料理屋さんは人で賑わっていて、入るのに20分も待たされました。 お食事の前に、武漢大の以…

休日×休日

8日間の大型連休3日め。いろいろとやることがあるので退屈はせず、しかも、連休だからと食事のお誘いやらもあって、痩せる暇もなさそう。 また、この連休は大学創立60周年のお祝い行事が行われることになっていて、その中身は音楽会と、講演ですが、夕べは7…

名月や

今日は中秋の名月。武漢も曇り、東京は台風でしょうか?通り道の方はお気を付けください。 年々派手に、奇抜になるいただきものの月餅の箱。 今年はプレスチックの縦型の入れ物…もはや箱でもない…(笑)。 いつも、豪華なのに使い道のない箱で、困るのですが…

乾杯

今日も猟奇的な彼女似の友達WPはやってきて、用を済ませて、私の部屋のソファでお昼寝をしていきました。秋の青空と、光が花が落ちてしまった、金木犀の枝の間からゆらゆら優しく漏れて来ました。 そして、授業。それから、外事処(国際交流センター)から…

四季の歌

新総裁に安倍さんに決まったそうですね。対中緩和策かな…と。 お茶屋さんにいけばお茶屋のお兄さんがいつものように、今ならこのお茶がおいしいよと対応してくれ、薬局では先々週はいつもは好く話しかけてくれる薬剤師のおじさんがが黙りこくっていましたが…

金木犀…牛と老吉

昨日は九州大学の博士課程に留学している卒業生が、戻ってきて一緒に食事。学校からのお達しもあったので、回りをちょっと気にして、中国語で話すことにしました。今年の4年生は8人も日本に留学しています。その多くは学費は免除ですが、生活費は自費なので…

しま模様と茶館

このところ新聞の一面が「しま模様」だったのが、今日の一面は、 歩道に商品を並べておいた店に対して武漢の都市管理局から20人が出て整列、不法な道の占拠を改善させたとあります。他の大見出しも、最近話題の「中国好声音」という毎週金曜日に行われている…

息をひそめて

最近ブログを更新しないので、日本の友人たちからメールなどをたくさんいただきます。 ご心配ありがとうございます。元気です。 中には高校の時以来、何十年振りかにお尋ねをもらったり、そんなこともあるのですね。 影響と言えば、今週末の天津で行われる2…

空と海

2012年の前期の授業も順次始まり、新しい時間割になれつつあったり、 恒例の新入生の軍事訓練のともすれ違ったり、日本の大学から先生がお見えになり特別講座が開かれたりと… まるでいつもの9月なのですが、本来は9月29日に国交回復40周年を祝うべき友好の年…

ポーズ

武漢にもどって10日の昨日、2組目のご案内をしました。立教大学観光学部のS先生とその学生さん7名と一緒に、武昌の見どころと漢口の租界など見て歩きました。 3月に武漢にS先生が初めていらしたときにお願いを受けたもので、ルートについては8月末の東京で…

蔵の中

学期最初の授業では恒例、夏休み取った写真を見せながら日本の変化や、私の夏休みやら、常識を日本語で広げることやらそういうことを目指した授業。そのため、港区のちいバスや風景に溶け込んでめだたないきれいな日本のごみ箱など、今年の東京でみてきたも…

秋の扉

明日から今学期の授業が始まります。来週、新たに始まる4年生の授業はまだ練りが十分ではないのですが、軌道修正しつつやっていくかな。 昨日の雷雨が秋風を連れてきた。虫の声が聞こえて、エアコンも扇風機もいらない。涼やかな午後、何をしたかというと、…

租界の中の日本

数年前武漢に留学されていた宋詞研究の熊猫博士とA新聞記者のTさんが揃っての武漢里帰り。わたしは来週の下見も兼ねて、昨日の午後はご一緒に武昌と漢口の古徳寺、租界をすこし歩きました。 それで見つけたのが、武漢天地からみて勝利街入口近くの煉瓦の建…

阿吽の武漢

武漢に戻ってあっという間に3日経ちました。今回は早稲田に留学中の華科大日本語学科の若い先生と一緒になり、直行便の中では彼女の研究の行方などの話をしてあっという間に武漢着。飛行場について携帯をオンにするや、入ってくるメール。ここ2日は武漢里帰…

冬と夏のわたしの

学生たちに見せるための東京の写真も撮りました。いつも冬と夏だけの。 夜の直行便で武漢です。 心残りは… 7月に植え、水をやり、なかなか育たなかった苦瓜が、この残暑で花をつけるようになったこと。世話をする人もなければ、緑も黄色も消えていきます。さ…

my大航海時代のはじまり

東インド会社が持ち帰るものは、胡椒やお茶や陶磁器などと思っていましたが、オランダ人の愛するチューリップはトルコから伝来したものだとか。国立美術館にデルフト焼きのチューリップ用の特色ある花瓶も目を引きましたが、フランドル絵画のように町には様…

多言語社会の多わんこ社会

先にも書いたように旅行客に対する多言語表示のみではなく、人種が集まる中をNYの当たり前のような英語とは違い、様々な言語が同格に行き交う。 そしてわんこ派としては嬉しくいたるところにわんこを連れた人が。しかも駅の中をリースをつけたまま出入りし、…

Foods 

KLMの機内食から、今回の食べ物はずっと幸せに美味しかった。中国との行き来でチキンor○○の中華機内食にややあいてきたせいかもしれない(笑)。学会会場4星セミナーハウスの夕食も、ランチも、乳製品を基調にハムやパン、押し並べて飲めない私にもワインや…

アムステルダムAmsterdam

朝に辞す 布魯塞尓(ブリュッセル)、彩雲の間… EU本部もあるというヨーロッパモダンの町ブリュッセルを後ろ髪を引かれながら、朝7時55分の国際高速列車THALYS(タリス)でアムステルダムへ。東京駅はアムステルダム駅を真似たものかどうかの論争があるようで…

ブリュッセルBrussels

ブリュッセルでは中央駅まん前、あるいて30秒の5つ星ホテルメリディアンに一夜の宿を求める。成熟した街の高級感あるホテル。ただ、なぜか部屋のドアが思いっきり重くて、修理の人などに来てもらわなくてはなりませんでしたが。そして、学会のホテルとも同じ…

ブルージュBrugge

会期が終わり、4日目から県立広島大学T先生と奥様、南京大学の中国人研究者0先生と4人でベルギーへ。Oさんの聞き込みにより、「屋根のない美術館」と呼ばれる海浜の町ブルージュへ。 市の中心の広場とマルクトはマーケットのこと。絵本の街のような賑やかさ…

ユトレヒトUtrecht

アムステルダムスキポール空港から電車で30分の小さい都市。 運河があって、ドムタワーと呼ばれる時計台が町の中心にある。そのそばに古いユトレヒト大学図書館があるけれど、大学自体は郊外に移転。 主催者が連れて行ってくれないので、最後の日の午前時間…

地図の上への旅

23日に無事オランダからもどりました。オランダへの旅はまるで地図の上を飛んで、地図の上でしか知らなかった場所への移動。地図の中の人になって歩くたび。 今日の青空は、その地図の国の空を思い出させました。とった写真が山盛りで、さて何をお見せしたも…

こどもの本

あしたからオランダ・ユトレヒト大学で開かれる中国都市言語学会に行って来ます。今回は、英語でのポスターセッションです。 ブリュッセルに一日寄って、23日にまた東京に一度戻ります。 どんな内容かって、ウーム。 こういうこども向けのこどばに注目してい…

花火のかわり

やっとオランダでの学会用の発表内容を書き終えました(in English )。昨日は2月に亡くなった友人のところへ、別の友人と一緒に昨日お花を持って行ってきた。 この夏の一番ハードに感じていた予定でした。そのままにしていれば、元気でいらっしゃるように自…

チベット!

学生のチベットへの自転車旅行、昨夜7時に無事ラサについたということ。やった〜!ラサの青空をどんな気持ちで見上げているんだろう。 私も目的地目指してもう一頑張り。帰漢の旅もどうぞ気をつけてね。

ラタキアの友人へ

シリア情勢のニュースを見て、心配になり、シリア人の友人夫婦にメールした。早速返事があり、自分たち一家は大丈夫、生活も普通にしているよ、と。中国で生まれた坊やの、その後に生まれた男の子も、兄弟2人仲良く一緒に遊んでいるよと。 それでもダマスカ…

‎*墨絵

4日間にわたるシンポジウム、 ハワイ移民の方言間におこったこと、万葉集東歌に見える方言地理、タイのニューハーフの言語特徴、連体形修飾句の中の「の」使用の性差などなど、 よい勉強になりました。最終日の昨日はお昼で終了 帰り道に友人に誘ってもらい…

夕方の光のなかで

ふと振り向いて、心魅かれる。武漢でもよくそういうものに出会って 写真にとりますが、 夕方の光。風。その中で揺れるもの。 わたしが心魅かれるもの。 いつまでそこにいて揺れているのか。秋や冬を過ごして 次の夏にまた会えるのか。風と光、夕方の影の中。