秋の扉

明日から今学期の授業が始まります。来週、新たに始まる4年生の授業はまだ練りが十分ではないのですが、軌道修正しつつやっていくかな。


昨日の雷雨が秋風を連れてきた。虫の声が聞こえて、エアコンも扇風機もいらない。

涼やかな午後、何をしたかというと、キッチン大清掃。

この部屋に越して来た時、内装やカーテンなどがやや今までの部屋よりきれいで、流しの下もむき出しでなく扉のあるストッカーに、あら、よかったと思った次の瞬間にカビやすいかもと感じた心配が的中。2カ月の留守はカビやら何やらを連れてきた。
やれやれ、全て洗ってベランダに干す。


3台めの電磁調理器具は壊れたまま。もしやと通電してみたら部屋のブレーカーがやっぱり飛んだ。4台目を買いに行かなくちゃねぇ。自転車は7台めとなる自転車を買おうかどうか迷っている。この際大いに歩こうかなぁ…。

どうもぼんやり行動が遅いのも、2カ月の夏休みと欧州時間の影響。いまだに夜中に突然目が覚め、午後が眠くてたまらない。これはかなり想定外。一つずつ別の国にむかうごとに見えない大きな重い扉があって、そこを越えると数日、ぼんやりしてしまうんじゃないか…季節の変わり目もまた。


新学期が始まり、食堂の蘭州ラーメン窓口のお姉さんは一人で何役をもこなしている。学食カードによる集金をし、ゆであがった麺に熱々のスープを注いで、葉玉ねぎのみじん切りや牛肉の薄切りを乗せて並んだ学生に手渡す。

麺打ちの男性が一人減ったのか、今日はよく揉んだ小麦粉を肩に載せて刀削麺まで削っていた。寸胴鍋に削られ飛び込んでいく麺。
回教徒の女性は黒でなくて色柄のスカーフでよいらしい。ピンクのレースのスカーフ。私に気がつくと、戻ってきたんだね、という表情で笑顔をみせてくれた。

玉子どんぶりセットなんて4カ月先まで食べられないけれど、働き者のお姉さんがトッピングする蘭州ラーメン。なかなかいけます。

扉のこちらの蘭州ラーメン…。