アムステルダムAmsterdam

朝に辞す 布魯塞尓(ブリュッセル)、彩雲の間…
                  
            

EU本部もあるというヨーロッパモダンの町ブリュッセルを後ろ髪を引かれながら、朝7時55分の国際高速列車THALYS(タリス)でアムステルダムへ。

東京駅はアムステルダム駅を真似たものかどうかの論争があるようですが、それぞれの個性を感じつつ、改装後の東京駅により興味もわいてきました。
                
            


アムステルダムではニコラス聖堂、運河クルーズ、中華街、ドム広場、国立美術館、コンセルトヘボウなどを見てまわりました。
町並みを運河のかなから眺めるクルーズはお勧めですね。水上交通も、クルーズだけでなく、運河バス、運河タクシーもある。

 

                                                 

その後、トラムにのって国立美術館のある美術館広場へ行きましたが、これはクルーズで環状に眺めた町を中央駅へ直線に切り込んでいくようなルート。街中を歩くように、花屋、カフェ素敵なお店が手に取るように見える。
そうですね。やはり広場の王宮や教会、ドムタワーは圧倒的でしたが、ブリュッセルより現代的に動いていることを感じるのは、前をトラムが走ったり、前後の中世的な建物がデパートであったりするためかな。

  

どの都市も環境配慮を感じるものがところどころに。自転車の使用が多いのもそうです。やはり物事やデザインということをきちんと考え作られ行われている。それが街の成熟を感じさせる。
武漢にも真似した「貸し自転車」や、ヨーロッパ風の新しい町並みが作られたりしているが、それらはどうも薄っぺらくてつまらない。ただし、1930-40年代に作られた武漢租界は列強が自らの指導で作った街なので、基本似ている部分がある。そこに漢民族が乱雑に住んだアナーキーさの魅力がある。今回行ったヨーロッパの街は穏やかな秩序が水の上や家並みに漂っているような感じがした。


また2日目の基調講演でデンマークのスーパー多言語社会についての報告があったけれど、こうして共通貨幣ユーロが使われ、I C (インターシティ)やTHALYS(タリス)で結ばれ、仕事を求めてのアラブ人なども多い。
セミナーハウスでお掃除などをしている人はたいてい有色人種の人たちだった。ブリュッセルの5つ星ホテルも、背が高いイケメンフロントさんも対応してくれたが、チェックインのときはすこし聞き取りにくい英語の黒人若い女の人だった。

アムステルダムには「GENNKI」とか「IZAKAYA」、「可児kama寿司」というような名前の日本料理屋さんもあり、お昼を中華街で食べたのも、0先生がチーズとハムの欧風料理にぼちぼち悲鳴を上げていたのと、そんな文化の重層性を味わいたかったから。そこのお料理は香港系の味付けでもあり、アメリカで食べるようなやや甘めながら、美味しい中華でした。