ポーズ

mklasohi2012-09-08

武漢にもどって10日の昨日、2組目のご案内をしました。

立教大学観光学部のS先生とその学生さん7名と一緒に、武昌の見どころと漢口の租界など見て歩きました。
3月に武漢にS先生が初めていらしたときにお願いを受けたもので、ルートについては8月末の東京でも打ち合わせし、逆に新大久保のコリアンタウンにお連れいただいたり、黄鶴楼などもうすでに10回目かという私に費用を持ってくださったりなどなにかとご配慮いただきました。

昨日はかまどの武漢も気温も26-7度程度で過ごしやすいほうでしたが、もちろん歩けば滝の汗。
取った写真を見てみると、日本の大学生たち、黄鶴楼の鶴の前でみんなで鶴の嘴を真似ていたり、租界の中国銀行の前の2頭の獅子の前で、獅子頭のこわい顔や前足を真似して写っていたりと、とっても可愛いらしい。

一方中国人には写真の独特のポーズというのがあります。
男性は腰に手を当てマドロスだったり、おばさんは身体を斜めに片足を前に銀座のモガ風決めポーズだったり、若い人は花の中に立って両手をあげたり、あごの下に人差し指を当てたり。
日本人には古臭い雑誌のモデルポーズを見るようでとてもできないが(面白がって真似して取ることもあるmkですけど)、写真のポーズでも日中の差あり、です。



いつもとやや違い、今日の写真は武漢の古い物中心に。
しらなければだだのぼろ板の家と見過ごすことでしょう。これが夏暑く冬寒いという武漢の板張りの家「鼓皮房(クーピーファン)」。冬は隙間風にガタガタと板が鳴ったという。
民間歴史家の彭翔華著「大城小巷」(2009雲南人民出版社)に漢口にはもうないと書いてある。が武昌の得勝橋あたりにはまだ数軒残っているんですよね。これもいつ壊されてもおかしくありません。




   
開水房(お湯売り場)と書かれた店。




裸(打赤膊)で新聞を読むおじさん、
洋館の奥へ繋がる路地、





蓮の実売りのおばさん。
 

                   





いずれが 永遠の命を持ち続けることか。
時代が移り、価値観も変わり、生活も変わる。


2012年9月の武漢の記憶。